令和5年の1月14日の

鳥取県地元紙


日本海新聞に掲載されて

いました


鳥取県自殺者

2年連続増加


21年、5人多い90人



一人で抱え

込まず

相談を


コロナ禍で

周囲と交流

減少が原因か




鳥取県は13日、

2021年に県内で

確認された自殺者数が

前年より5人多い90人と

なり、2年連続で増加した

ことを明らかにした。


県内の自殺者は近年、

減少傾向が続いていたが、


新型コロナウイルス

感染拡大以降増加に転じ、


19年の80人から、


2年間で10人増やした。


専門家はコロナ禍に

よる周囲との交流の

減少が一因とみて


一人で抱え込まず、


身近な人や相談機関に

声をかけてほしい


呼びかけている。


男女別では男性が62人


前年69人


女性が28人


同16人



女性が増加。


年代別では40代が

最多で全体の約5分の1を

占めた。


目立ったのは、


例年10%台後半〜


30%台前半で推移

していた


1人暮らしをしていた人


の割合で、


46.1%と


大幅に上昇

した。


21年は、

県内でも

コロナ感染

を防ぐための

外出自粛要請

が出されていた


県立精神保健福祉センター

の原田豊所長は


行動制限で人的交流が

阻害され、誰かに相談

する機会まで妨げられた

のでは、と推測する。


鳥取県では17年に県内

の自殺者数が100人記録。


翌18年に、


県が自死対策計画を

策定した。


23年までに50人以下に

減らす目標だが、


22年も11月末現在で

78人が自ら命を絶って

おり、達成は難しい。


早期の相談支援につなぐる

ため、県は今後、唾液から

交感神経の状態を調べら

れる機器を導入し、


事務所などでの

ストレスチェックを

支援する方針。


県健康政策課の課長は


言葉にしづらいSOSの

シグナルを受け取りたい


と話す。