活性酸素は減らせるのか?という学会講演がよくあります。
カロリー摂取するとミトコンドリアで活性酸素が産生される。
では、カロリーを減らすと、活性酸素は減少するのか。
よくスライドで見るのは、進化的にヒトに近い霊長類のアカゲザルを使ったカロリー制限の研究です。
アカゲザルを用いたカロリー制限実験では、がん・心血管疾患・糖代謝異常など加齢関連疾患による死亡のみを取り出した場合に寿命延長効果が認められたというもの。
このメカニズムで上がってくるのが、サーチュイン遺伝子SIRT1がオンになるためということだそうです。SIRT1の主な働きはDNAの損傷を防ぐというもの。
なので、ファンディングの有効性が議題に上がることが多いです。
カロリー制限をしたくない場合の、長寿遺伝子サーチュインを上げる方策は、有酸素運動、レジスタント運動、ワインなどのレスベラトロール、ED治療薬PDE5阻害薬、NMNサプリとのことでした。
※1 Colman RJ et al. Science 325: 201-204, 2009
管理栄養士 麻生れいみ 2020年出版本