毎日新型コロナの話ばかりでもうウンザリ。だと思いますが、あえてここで再度!強く!私個人の見解ではありますが、メッセージを送りたいと思います。
このウィルスは「若い人は感染しても軽症」とか「高齢者しか重篤にならない」という初期の診断(?)が間違いであったことはすでに証明されていますが、それでもなお「数字から見ると死亡率は全然問題にならないぐらい低い」つまり『恐るるに足らないウィルスである』または『そうは言っても自分の周りに感染してる人は一人もいないし、道端でヨン様に会うより感染する確率は低い』とか、そういう認識が割合と一般に広がっているのではないかと感じます。
でも、それではいけないんです。
もう、死亡率が低いとか高いとか、感染者が周りにいないとかいるとか、このまま逃げ切れるかもしれないとか、そういう次元の話ではないんです。
そういう認識でいたイタリアやニューヨークが今どうなっているか、もう一度しっかりと見て理解してもらいたいです。
現場の医師や看護師さんたちは、日々一人でも多くの命を救うためにと使命感を持って働いていらっしゃるのに、今や命の選別をしなければならない状態です。
この人はもう助からないと判断をくだすなんて、それだけでも彼らにとってそれこそ身を削られるような思いであるはずなのに、さらにそういう患者の人工呼吸器のスイッチを自ら切らなければならないのです。しかも、他にも重篤な患者さんがあまりにも多くいるので、スイッチを切った患者さんのそばにいて手を握り息をひきとるまで一緒にいてあげることすらできず、スイッチを切った次の瞬間には、泣きながら廊下を走って次の重篤な患者さんのところに行かなければならない。
どうしてこんなことになってしまったのか?
答えは一つです。
皆がもっともっと早い時点で事の重大さを理解し、行動に移さなかったから。
「別に大丈夫でしょ」
「マスクなんてしても意味ないし」
「若い人は感染しても平気」
さらにいうなら、バカどもが大挙してビーチになだれこみ酒宴を繰り広げたり、頭沸騰した連中が『コロナチャレンジ』とか言って便器を舐める動画をアップしたり。
こういう人間の愚かさと傲慢さがこの状況を生み出したと言っても過言ではありません。
これはどこの国でも起こりうることです。
そして今日、明日にでも、ここ日本でも起こりうることでもあるのです。
私は定職についていないので仕事に出かけなければならない皆さんからすると「勝手なことを!」と思われると思います。
申し訳ないのですが、それでも敢えて言わせていただきたい。
自分が、そして家族が感染していないから他の世界中もそうだとか、このまま感染者もあまり増えないまま収束するとか、感染しても無症状のまま終わる人の方が多いとか、そういう考えは今一旦捨てるべきです。
死亡率なんてもうどうでもいいんです。
パンデミックが起こらず、医療崩壊も起こらずなだらかに収束して、全て終わってから
「ほれみろ!大げさなこと言いやがって!」
と言われる日が来れば、私は最高にハッピーです。
何をおいてもまずは1ヶ月間完全に全てをストップして鎖国をするぐらいの激しい作戦はできないのだろうか。
ニューヨークガバナーのクオモのように
「誰かを責めたいなら、私を責めてほしい。誰のせいでもない。全ては私の責任で行う」
という強いリーダーシップが今求められていると思います。
そして、世界中の一人一人が、真剣に、本当に真剣に今のこの危機を受け止めることが大切だと、強く強く思います。