本日は、実家の不用品搬出日でした。
家の規模や荷物の多さから、丸三日か下手すると四日ぐらいかかるかもと言われていましたが、シャレじゃない状態になっています。
我が家には地下収納庫が二つあるのですが、無理すればそこで眠れるかも?なサイズなの上に、そこに一ミリの隙もないぐらい荷物がギュウギュウに詰まっているので、本当にシャレになりません。
とにかく、信じられないぐらいの物量で、朝九時から作業を始めてトラックで三往復してもまだ三分の一も終わってない感じです。
午前九時に始まった作業は、午後六時に終了。
お昼休みとお茶休憩以外はノンストップで作業しましたが、お家の中は物だらけ。
ヘトヘトのヘトになってフーラフラで帰宅すると、車を停めた瞬間リン父から電話が入りました。

「今車停めたところだから、このままレストランで落ち合ってご飯にしようか?」
と言うと
「うん・・・それがなあ・・」
声は元気だけどなんとなく浮かない口調です。
何かいやーな予感が・・・。
「今日ちょっとな。スカタンしてしもてな」
スカタン。
関西の人ならお分かりでしょうが、つまり「失敗した」と言うことです。
リン父の失敗というと、お酒をガバーとこぼしてしまった的なことが真っ先に思いつくんですが・・・。
「なに?スカタン?」
「うん。ボテーーーーッと転んでしもて、顔から血がダラダラーっと」

ええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!

「フロントデスクのお嬢さんたちが大騒ぎでな」

そりゃそうでしょうよ!!!

「病院に担ぎ込まれて、なんか鼻のところを縫い合わせて・・・」

ぬ、縫い合わせた!!!

「多分5針ぐらい」

ギエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!

だだだ大丈夫っっ!!?

「うん。大丈夫や」

大丈夫じゃないわっっっ!!!

テンパりまくってレストランに行くと、すぐさまフロントデスクの女性がやってきました。

「今日実はお父様が・・・」

事情をお聞きすると、防犯カメラに一部始終が写っていたらしく、リン父は段差があるのに気がつかず、歩行補助器ごと前のめりにヒックりがえり、顔面から着地。すぐさま受け身のようにコロリと転がって立ち上がったそうです。

「転がって立ち上がった!!!」
「そうなんですよ。それはもう、すごい受け身で」

受け身・・・・。
なんかもう何もかもわかりません。
そんな話をしているところにリン父登場。
照れ笑いをしながらも、鼻の上には巨大な絆創膏。
おでこにも擦り傷が。
顔や頭周辺は流血量が半端ないらしく、本当に顔面から血をダラダラ流しながらフロントデスクに歩み寄った父を見て、フロントの皆さんはテンパりの局地だったそうです。

夜が更けるにつれ、転んだ拍子についた右手首が痛くなってきたようで、だんだんしょんぼりとなってきたリン父ですが、どこも骨折しなかったのは本当に不幸中の幸いでした。

父のお世話をしてから車に大量に積み込んだ荷物をストレージに運び込み、本日の業務は終了。
明日は朝からリン父を病院に連れて行き、それが終わったら取って返して実家に行ってまた不用品処分作業の続きです。

ああ。


ああああああ

もう疲れた・・・・・・。

疲れたよー疲れたよー疲れたよー。

はー。
今日頑張ったご褒美に、みたらし団子食べて寝ようっと・・・。