先日、歯の治療のことで、Yelpというレビュー検索サイトについてちょっと触れました。
実は、あの歯医者さんのレビューを検索している時、そのYelpで無茶苦茶なレビューを書かれまくっているレストランを発見したんです。
それは、アメリカで長く愛されているパンケーキレストランiHOP（アイホップ）。ちなみにiHOPはInternational House Of Pancakeの略だそうです。
確かカリフォルニアが発祥の地ではなかったかと思うんですが、パンケーキチェーンレストランとしてアメリカ人で知らない人はいないという存在ですが、なぜかマンハッタンにはその店舗がありませんでした。
↑パンケーキ、美味しそうです。
それが、昨年１４丁目のイーストビレッジというプライムエリアに登場し、一気に話題をさらいました。
『やっとiHopがマンハッタンに！しかも１４丁目に来るなんて！！』
とか
『家の近所にiHopが来るなんて、信じられない。うれしい！』
とか、大歓迎のコメントばかりでした。マスコミも大きく取り上げたようでしたが、私はチョビの看病に必死で、リアルタイムでは全く気づきませんでした。
↑こういう店舗で
↑こんな行列。
そしてようやくオープン。大勢の客がつめかけ、アメリカの伝統パンケーキに舌鼓をうつ……のかと思ったら、Yelpのレビューがエラいことになってしまっていました。
『人生最悪のレストラン体験。席につくまで１５分。水が出てくるまで１０分。メニューが来るまで１５分。２５分待ってウェイトレスが隣のテーブルのオーダーを持って来た。そして、ドリンクが来るまでさらに１０分。やっと出て来たワッフルは冷めきっていて、あまつさえウェイトレスはその上にビン半分ぐらいのシロップを勝手にかけて去って行った。こんな店、死んでも二度と、前を通るのさえもごめんだ』
『１時間４０分待たされた上に、ようやくウェイトレスが持って来たオーダーは間違っていた。さらにお勘定が間違って計算されていた上に、チップが勝手に１８％上乗せされていた。無愛想でサービスという言葉が辞書に載っていないに違いないウェイトレスには、５０セントのチップすら与えたくない。最低最悪』
『最悪！家族と一緒に朝食をとりに入ったけれど、恐怖と言えるほどの最悪の体験だった。待たされ続けること２時間。オーダーした食事が出てくる気配はなく、何度聞いてももうじき来ますとか、今作っていますなどと嘘ばかりを並べられた。マネージャーのマイクという男がまた最悪だった。ここより地獄に近い店などこの世に無いと断言できる！』
『星ゼロという評価ができるなら、そうしてやりたい。最悪だ！』
等々。そりゃもう、本当に最低最悪なレビューだらけです。読めば読むほどひどいレビューなんですが、それでも人々はこの店に行き、最悪の体験をして出てくる……。なぜなんだろう？と思いつつも、あまりにもひどい体験談だらけなので、私もちょっと興味がわいてきて、近々行ってみようかななんて気になるんです。みんなそういう気分で行くのかな？
こりゃ一度行ってみよう、と思いつつさらにヒドいレビューはないかいなと検索してみたら（悪趣味）、今度は同じ店でこんなニュースが。
『iHOPの店員が食い逃げ客を追跡、車ではねられる』
えええー。と思って読んでみると、
↑こいつと
↑こいつが
食事を終え、支払いの段になって「オーお財布を車に置き忘れてきちまった！ちょっと取って来ていいかい？」と猿芝居をうち、ウェイターが「いいけど一人は残ってくれないと困るよ」と言うと、
↑こいつが
「じゃあ車にお財布を取りに行く」と店を出て、車に乗り込み、突然車のエンジンをスタート。
そして、
↑こいつが
脱兎のごとく店を飛び出し車に飛び乗った！
びっくり仰天したウェイターも店を飛び出し、急発進した車の前に立ちふさがり（危ないがな）、「待て！支払っていけ！！」と叫ぶと、この二人組はウェイターをドッカーンとはねて逃走。
しかしすぐに御用となったという次第です。ウェイターは後ろ向けに昏倒。頭を打ってひざを擦りむいたものの、軽傷ですんだようですが、それにしてもパンケーキ屋さんで食い逃げとはまたセコい。
そんなセコい食い逃げ＆ひき逃げのせいで、このバカ2人組は牢屋に入れられ、保釈金は１万ドル。まさしくバカ丸出しです。
もっと言うなら、私がこのニュースで一番驚いたのは、
↑これが
メリッサというかわいらしい名前の女性だったという事実です。
あーびっくりした。。。