「イナンナ」Phase25より
"日影を纏った天宇受売命"
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天宇受売命、
天香山の日影(ヒカゲノカズラ)を
手次(たすき)にかけて、
天の真拆(まさき)を鬘(かづら)として、
天の香山の小竹葉を手草に結ひて、
天の石屋戸にうけ伏せ、
ふみとどろこし神懸かりして、
胸乳をかき出で、
裳緒をほとにおし垂れき。
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古事記の天岩戸の段、
この世が暗闇になった時に
光を求めて行われた
数々の神遊びの中にしるされた
”ヒカゲノカズラ”
それは”神楽”のはじまりのとき。
その神聖性は
ずっと伝えられて
今も神事の中で息づいていて。
摘み取られても
しばらく青々としているから
なのでしょうか。
山中の大岩に
すだれのように降りて纏く
日影の葛を引きはずして、
身に纏う、
そんな巫女の姿が見えるようです。
緑が瑞々しくて、目に鮮やかで、
愛らしい💗
何しろ出会えてとっても
嬉しい
「イナンナ」Phase25より
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