本日の課外授業は「韓国料理を作る」です。


授業のあと、教室でそれぞれ持参した昼飯(私はコンビニキンパ)を食い、電車に乗りました。

なにやら料理を作る場所は、学校から遠いところのようです。

建大から7号線に乗ってどっかの駅まで行きました。

駅どこだったんだろう、、、忘れちゃった。


で、ついたところですが、おそらくスクール的なところでした。

前方に講師の調理スペースがあって、鏡とモニターで手元が見えるようになっているのですが、先生の動きが規定外なのか、死角が若干ございました。

本日のメニューはプルコギとビビンパなのですが、説明はすべてそのスクールの講師が韓国語で行います。

、、、何を言ってるのかなんてレベルじゃなく、何を入れてるのかすらわからない状態です。

プルコギの下味をつけて、ビビンパの下ごしらえをして、ここまでのところを皆さんやってみてくださいといわれても、、、

とりあえず先生の見よう見まねではじめてみます。

4人1組で調理しましたが、うちのチームはクラスの母である60代の女性と、初日に一緒にブテチゲ食った29歳女子の3人。

実は全員主婦なので、結構てきぱきやっちゃいました。

(あっ、自分のことも主婦枠に入れてみましたが、、、いいかしら?)


プルコギは本当に簡単で、カッチカチの冷凍肉だったのに、梨を摩り下ろして入れただけで、やわらかく甘くなりました。

味付けは、事前に調合されていたものが置かれていたので、一体何がどれだけ入ってたのかよくわかりません。

ビビンパはナムルの盛り方が実は色がかぶらないように、均等にバランスよく配置するなんてルールがあるらしく、結構見栄えにもこだわりがあるんですよ。

食う段階で速攻コチュジャン入れて、かき混ぜちゃうけどね。


そんなわけで、うちのチームはクラスの母に全面的に任せて、他のチームを見ると、梨の皮をむくのに苦戦してたり、油をしかないで肉を焼いたら焦げ始めちゃったり、結構大変な状態に。

確かに19歳20歳の頃なんて、全然料理とかできなかったよなぁ~なんて妙に物思いにふけっちゃいました。


クラス母のおかげで、プルコギもビビンパも本当においしく出来上がりました。

ただし、量がハンパなかったので、ビビンパは残りを袋に入れてお持ち帰り。

晩飯にさせていただきました。


プルコギもう一度作ってみたいけど、レシピももらっておらず、完全再現は不可能と思われる。。。

けど、メキシコに行ったら挑戦してみますわ。

本日は日曜日。

当初の予定はおしゃれな町狎鴎亭あたりをぶらついて、日本から持参したガイドブックに載ってるチムヂルバンへ行こうと思っていたのですが、、、

念のためネットで情報検索してみると、そこの悪評がどんどん出てくるわ、よく見たらすげぇ高いわで、狎鴎亭に行くのすらやめてしまいました。


ということで、大きく方向転換。

仁寺洞をぶらつきつつ、世界遺産のひとつである昌徳宮へ行くことにしました。


まずは仁寺洞をお散歩。

ここは韓国の伝統的なもの多く取り揃えているお店が多く、観光客でごった返してます。

露店も多くて、食い物や伝統菓子、小物もあり、見てるだけで本当に楽しいです。


その仁寺洞から歩いて15分ぐらいのところにあるのが昌徳宮。

1405年に建立されたお城です。

ちょうど無料のガイドツアーの時間だったので、案内を受けることに。

政治をする場所、王様のための薬を作る場所、お后様の場所、王様の場所など場所によって風貌が全然違います。

特に王様の場所は色使いが鮮やかで、かなりうっとりでした。


本当はこの建物郡の奥に秘苑という王様が愛された庭園があって、そっちがめちゃめちゃ見たかったのですが、そこを見るにはガイドツアーに参加しなきゃいけないとのこと。

しかも時間が悪く、英語ツアーはすでに終了。今からあるのは韓国語ツアー。

まだ習って1週間の状態では韓国語ツアーは無理っすよ、、、

てな訳で、庭園をやむなく断念。

いつの日か、韓国語ツアーしかなくても問題ない日が来ることを夢見ましょう。


昌徳宮を後にし、往十里に帰宅。

帰りがてら家の周りをうろついていると、裏手に「ロッテスーパー」なる小さいスーパー発見!

そしてその横の階段には温泉マークが!!

チムジルバンかっ!?

でも、韓国の温泉マークってチムヂルバンのときもあれば、モーテルのときもあるので若干不安。

24Hって書いてあるけど、その横に3Hって書いてあるのも若干気になる感じ。。。

でも、施設案内と思しき看板には風呂やサウナをはじめとするチムヂルバンのマークが書かれてるわけで。。。

すげぇ気になるけど、もう少し様子を見ることにしましょう。


ということで、ロッテスーパーへ。

ここEmartより安いわ。。。

今日はエコバックがないので(

韓国のスーパーやコンビにでは袋は買わないとくれません。とってもエコな国です)、買うのは少しにしなきゃね!と思いつつ、ザクロジュースやら高麗人参ドリンクやらバナナやら大き目のものをかごへ放り込んでました。


レジに行き、会計しようとしたところお店の人が何か言ってきました。

ポイントカード持ってますか?的なことかしら?

だったらオプソヨって言っとけば大丈夫ね!と簡単に考えてたところ、なにやら事情が違うらしい。

ざくろジュースだけを手に取り、それを売ってる方向を指差してます。

、、、やべぇ、全然わかんねぇや。。。

とりあえず、指差す方向へ歩いてみて、何を指差してるのか探り当てようと試みましたが、こちらがさしたものはすべてはずれ。

読みとしては「これは2本セットです」「これは横のブルーベリージュースとセットです」なんて想像してみましたが、違うみたい。


途方にくれ始めた瞬間、あまりにまごついている私とレジの人のやり取りを見かねた婦人が、レジの人と話をし始めました。

そしておもむろにザクロジュースを1本売り場から取ってきて自分のかごに入れ、何かのカードをレジの人に渡しました。

したところ、レジの人が私の会計を進めだし、ざくろジュースの金額の部分を指差して、その後その婦人を指差しました。

どうやら、このジュースはカードを持っている会員か何かの人だけの金額で、そうじゃないと買えなかったか何かのようです。

始めてその状態を理解し、とにかくそのご婦人に感謝。

でも、私に言える単語はただひとつ「カムサハムニダ」のみ。

これじゃ感謝の気持ちが伝わらないよ。

でも伝える術がないよ。

本当に感謝してます。このザクロジュース原液がEmartの半値で買えるとは!!


今日もまた韓国の人の温かみに触れる一日でした。

学校が始まってはじめての土曜日。

平日は12時50分まで授業があって、その他に課外授業が5時まである日もあり、結構忙しいです。

宿題ももりもり出されるし、なんてったって授業が9時スタートだから、起床が7時!!!

今までの私にはかなり困難な時間なんですよ、これって。

家から学校までは地下鉄で4駅なので、電車に乗ってるのはせいぜい15分程度だけど、なんてったって駅から教室までが遠い。

しかも、教室が狭く、エアコンの温度が変えられないため、座る席によっては冷風直撃なため、早く行かないと北極シートになってしまうわけで、7時起床がマストだったわけで。


そんなこともあり、目覚ましに起こされないでいい土曜日が本当に極楽でした。

ゆっくり朝起きて、向かった先はやはりあそこしかありません。

駅ビル上にあるチムヂルバンFour Seasonっす。

やっぱり疲れを取るには湯船にゆっくりつかることが一番です!!

たくさん風呂に入って、着替えてチムヂルバンでたくさん汗を流して、酸素ルームで横になってたら、、、気づいたら爆睡してました。

それほどまでに疲れてたのね、私。

確かに1週間見知らぬ土地で、ダメ留学斡旋会社のダメ担当者と戦い、さまざまな困難を乗り越え、読むことすらできない言語を一回り以上年の離れた子達と学んでたら、そりゃあまりにも非日常的なわけで、爆睡してもやむなし。


いい汗かいて、ばっちり睡眠もとり、風呂でリラックスもできたので、次やることは腹ごしらえ!

ここの駅ビルには大きなフードコートがあります。

そこにはたくさんの飲食店が入っていて、いろんな飯が食えます。

が、そうは簡単にはいきませんよ。

だって、メニューが全部ハングル文字なんですもの、、、

先週先生に特訓してもらった成果を出すべく、一文字一文字を読み、食いたいものを探す。

、、、音を読むことで精一杯で、それが何かなんてわからないよ、、、と思ったとき発見しました!!

「라면set」

っっ!!!!

ラーメンセットだっ、これはっ!

頭の中で文字が音になって、それが単語につながったのは初めての快挙!

確実に成長を感じ、自分をほめてやろうかと思いました。

ってなわけで、ラーメンセットをいただくことができました。


腹もいっぱいになったら、そろそろ待ち合わせの時間です。

16時に建大入口の駅で、クラスメイトや火曜日に学校を案内してくれたハヤンたちと待ち合わせて、同じく韓国人学生のルリちゃんの家に行くのです。

今まで韓国に何度も来てたけど、普通の生活空間にお邪魔するのは初めてなのでちょっとわくわくです。


ルリちゃんの家は学校から電車で30分ぐらいのところにあり、さらにそこからバスで10分乗ります。

バス、、、これもまた初体験!!

日本でもそうですが、ローカルバスってどうしても行き先がわからないから乗ることができなかったのです。

ってことで、乗車したところ、「運転荒いからとりあえずつかまって!!」と言われました。

急ブレーキ・急発進当たり前。吊り輪つかまってても、やや危険。こりゃ確かにあぶないゎ。


そんなこんなで家に到着すると、ご両親は旅行中だけど、弟さんがいらっしゃるとのこと。

しかも弟さんは現在軍隊へ行っている最中だけど、休暇で帰宅されているとのこと。

軍隊のズボンと靴を見せてもらいました。(弟さんじゃなく、ルリちゃんが勝手にだけど、、、)

テレビの中ではよく見てたけど、本当にみんな軍隊に行くのですね。

しかも私たちがぺちゃぺちゃしゃべってたので、弟さん居場所なくなり自室でトレーニングされてました。

なにやら韓国男性にとっては上半身の筋肉は一番大切なものらしいです。


ご自宅はほとんど日本の家と変わらないけど、家族写真がたくさん飾ってあったのが印象的。

本当に家族を大切にする国なんですね。

あとは、フラフープの内側に大量の突起がついているものがあり、昔はやった健康器具とのこと。

ためしにやらせてもらうと、、、めちゃめちゃ痛かった!!

一つ一つの突起がわき腹、腹、背中すべてを刺激してくるからめちゃ痛い。けど、確実に健康には良さそう。

Emartでも売ってるらしいので、購入しようかちょっと迷ってしまいます。


ということで、本日のメインイベント!日韓料理対決ですっ!

ルリ・ハヤン・ジオンたち韓国学生はトッポギをつくり、日本人学生3人はお好み焼きを作ります。


しかし、お好み焼きを甘く見ちゃいけません。

粉・キャベツ・卵の分量すらわかりません。

生地にチーズを入れたらフライパンが焦げます。

鉄板じゃなく、フライパンだとひっくり返せません。

サムギョプサルの肉を使うと、火が通りづらく、生焼けになります。

何とかソースとマヨネーズでごまかしましたが、明らかにお好み焼きではありません。

残念。

もしかしてみんなお好み焼き食べたことないから「これがJAPANのOKONOMIYAKIです!」って言い切れば大丈夫かな?と思いきや、、、

「私が日本で食べたのと違います」とジオンが、、、

ばれたので、素直に謝りました。


とはいいつつ、韓国学生チームも結構苦労してたようで、キャベツ・水・ラーメンの分量をはじめ、電話でお母さんに確認したり、結構こちらと同じような状況だったみたいです。


でも、トッポギ・お好み焼きともに見た目はきれいじゃないけど、みんなでわいわい言いながら食べたので、何気においしかったっす。

〆にはハヤンがホットックを焼いてくれて、これが本当にうまかった!


すごい幸せな一日でした。