姉とよく連絡を取るようになってから(←最近のこと)、今までで3回ほど「パパのせいで」「ママのせいで」と言うのを聞いた。
本人は気にしていないのだろう、そんな言葉を口走っていることを。
「せいで」と聞く度わたしは、「ああ、過去のことだな」と思う。
姉は、今現在起きていることに対してそう言っているのだが、その言葉を紐解いていけば、姉自身が「幼い頃に抱えたもの」に辿り着くだろうと思う。そう、それは「父と母からもたらされたもの」なのだ。
その部分での感情の癒しが済んでいないのだろうな。
わたしもそれを受け継いではいるのだが、今は感情も癒され、何より意味も見出された。母に「ありがとう」と言ったこともある。母は、喜んでいた。
わたしのほうが凄いと言うつもりはない。姉のほうが100億倍大変だっただろうし、実際よく「うづきが生まれた頃には、ママも大分良くなったんだよ」と言われたものだ。
ただただ「せいで」と聞くと、「ああ、これはきっと過去のことだな」と思うだけ。