令和8年度予算特別委員会の総務費であった質疑のピックアップ編
職員の人事、危機管理・防災体制、情報公開・文書管理、DX化など様々な質疑が行われました。
特に多かったのが、防犯・防災についてでした。
特殊詐欺にスマホ
特殊詐欺の手口は年々変化しています。
練馬区内では、令和6年の特殊詐欺被害は170件、被害総額は約7億4270万円となりました。
特に注目すべきなのは、詐欺の連絡手段として携帯電話(スマホ)が約4割を占めている点です。
これは前年の約4倍に増えているとのこと。
こうした状況を受けて、区では高齢者向けのスマートフォン教室を防犯対策の一環として実施しています。
警視庁の防犯アプリ「デジポリス」の活用や、不審な国際電話をブロックする設定など、スマートフォンの知識そのものが詐欺から身を守る力になります。
まさか自分が。とならないよう区民の安全を守るために区として取り組まなければなりません。
高齢者が狙われやすい現状において、所管課との連携も必要と考えます。
防犯設備への助成制度
練馬区では、住宅の防犯対策に対する助成制度を実施しました。
モニター付きインターホンや防犯カメラなどの設置費用の4分の3を助成する制度で、申請件数は約5,000件に達しましたが、
申請した方の約半数がこれまで防犯対策をしていなかった世帯だったとのことです。
助成制度が、防犯対策を始めるきっかけとなったと言えます。
マンション防災で重要なのは「配管」
練馬区では区民の約半数がマンションに住んでいます。
災害時には、自宅で生活を続ける「在宅避難」が重要になりますが、マンション特有のリスクもあります。
指摘されたのが配管の問題です。
建物が無事でも、配管が破損するとトイレ、洗面、浴室などが使えなくなる可能性があります。
特に高層階では影響が大きいため、携帯トイレなどの備えが重要になります。
在宅避難のためには区民の方がそれぞれ自助の観点から備えていく必要があります。
マンションだけでなく、それぞれのご家庭での備蓄の必要性を再認識し、区としても周知を強化すべきです。
ペットとの避難も重要な防災対策
災害時には、ペットを連れて避難する「同行避難」が基本となっています。
しかし避難所では、ペットはケージの中で過ごすことになります。
そのため日頃から
- クレート(ケージ)に慣らす
- 基本的なしつけをしておく
ことが大切です。
練馬区では現在、ペット同行避難訓練を実施する避難拠点を増やし、実践的な訓練を進めています。
我が家には、3匹の犬(元保護犬)がいますが、かかりつけの獣医師からも
万が一に備え、クレートに慣らしておくことを勧められました。
ペットも大切な家族の一員なので災害時に無事に過ごせるように準備は必要です。
避難所で重要な「口腔ケア」
災害後の健康問題として注目されているのが、誤嚥性肺炎です。
震災後の災害関連死の原因の一つとなっていることから、避難所では水不足により歯磨きが難しくなるため、口腔ケア用品の備蓄が重要になります。
その際にポイントとなるのが医薬部外品の口腔ケア用品で、
殺菌成分などが含まれており、避難生活での口内環境の悪化を防ぐ効果が期待されています。
個人の備蓄としてはもちろん、区の備蓄としても備えが必要と感じました。
区としての取り組みを進めるとともに、区民の皆さまと一緒に地域の安全を高めていくことが大切だと感じています。
区議会でも引き続き議論を重ねながら、安心して暮らせる練馬の実現に取り組んでまいります。
