2025年12月第四定例会での会派の一般質問で

インフラ老朽化による道路陥没についてを質問しました。

(正式な議事録は区議会HPからご覧になれます。)

 

  八潮市、道路陥没事故発生

令和7年1月28日、埼玉県八潮市で道路が突然陥没し、走行中のトラックが落下し運転手の男性が亡くなるという痛ましい事故が発生しました。
今もなお復旧のための工事が進んでいますが、完全復旧までには5〜7年かかるとも言われており、周辺住民の方は、長期間にわたり不自由な生活や悪臭に悩まされています。
この事故の原因は下水道管が腐食、破損し、菅の中に大量の土砂が流れ込んだために、地中が空洞化して道路が崩壊したとみられています。
老朽化した地下インフラや地盤の空洞化が原因となるケースは全国で報告されており、決して特殊な事例ではなく、練馬区においてももちろん例外ではありません。
 

  練馬区は大丈夫なのか?
 

練馬区には高度成長期に整備された道路や上下水道管が多く、今まさに更新期が重なっています。
区民の方からも「練馬区の道路は大丈夫なのか」「地下の老朽化はどこまで進んでいるのか」との声が届いており、八潮市の事故を受け、区民の皆さんの不安がより高まっていると感じています。
こうした状況だからこそ、今一度、区として現状を丁寧に把握し、必要な調査や点検を怠らず進めることが必要です。
 

 

  区はどれくらい把握しているのか?

道路や地下インフラのリスクについて
道路の下を通る上下水道かんやガス管、通信管路などの埋設物について、基本的には各主体となる事業者が管理するものの、区として敷設年、材質、老朽度といった情報をどれほど詳細に把握しているのか伺いました。

  「道路管理システム」で管理中

区道内の占有物については、専有企業者と都や区などの自治体が参加する「道路管理システム」で管理しています。
これにより、占有物の位置や大きさ、施工年次、構造、管路の材質などが確認できます。

 

 

  練馬区では年間20件程度発生

全国で多発している道路陥没の要因の多くは、老朽化した管の破損や地中の空洞形成とされています。
練馬区でも小規模ながらも道路陥没は発生しています。
区道における陥没の発生件数は、年間で20件程度であり、その多くか小規模なもので速やかに復旧を行なっています。
陥没の要因は、上下水道管の破損や埋没時の施行不良、樹木の根腐れなど。

 

 

 

  八潮市の事故を受けて緊急点検を行ったのか?

第三回定例会補正予算に路面下空洞調査委託料を計上。
今回の八潮市の事故を受けて、区としてこれまでに緊急点検や追加の調査を行ったのか。
どのような形で調査を進めていくのか区の判断や今後の方針は?

  八潮市の事故を受け区道14Kmを緊急点検

区では、平成30年度から令和3年度にかけて、緊急輸送道路やバス通りなど主要な区道を中心にレーダー探査による舗装面下の空洞調査を実施。
 八潮市の事故を受けて、緊急輸送道路に指定されている区道約14キロメートルについて、徒歩目視による路面の緊急点検を実施し、異常は確認されなかったとのこと。
今年度から来年度にかけて、緊急輸送道路やバス通りなど主要な区道について、改めてレーダー探査による路面下の空洞調査を実施。
空洞が見つかった場合は、速やかに対処し、過去の調査結果とも比較・分析し調査頻度についても検討するとしています。

 

 

  道路掘削工事後のフォローは?

電気・ガス・通信事業者など民間による掘削工事が日常的に行われています。
時には、こうした工事の後の埋め戻しが不十分であったり、工事記録が不正確だったことが原因で道路が後に沈下・陥没する事例が、他の自治体では実際に起きています。
 練馬区では、民間事業者が行う道路掘削工事について、施工状況をどの程度チェックしているのか、埋め戻しの品質確認や施工後のフォローアップの仕組みは十分なのか。また、事業者間の情報提供不足が原因でリスクが見逃される場合もありますが、区として調整の仕組みを強化する考えは?

  道路法施行規則の一部が改正

区や占有企業者などが行う道路工事については、「道路工事調整協議会」において、事前に施工調整を行います。
占有企業者による道路掘削を伴う工事においては、埋め戻しや舗装厚が適切に施行されているか区職員が直接現場に赴いたり施工写真などを使って確認中。
 今年1月の八潮市の事故を受け、道路法施行規則の一部が改正され、来年4月から占有企業者には、道路管理者に対して、占有物件の安全性に関する報告などが義務付けられることから、区は道路管理者として、適切な指導を行なっていくとしています。


道路は区民や区内の事業者の皆さんの日常を支える基本的な公共物です。
区や関係機関と連携しながら都市インフラの安全確保となるよう引き続き努めてまいります。