2025年2月練馬区議会第一定例会で会派を代表して行った一般質問について掲載します。

正式な議事録は区議会HPからご覧になれます。

 

 

練馬城址公園の整備計画について

 

 

  質問

 

・南側エリアに接する道路拡幅について。

令和5年5月に練馬城址公園の一部が開園され、以来、日々区内外の方々が多く訪れ、憩いの場となっています。公園内に、樹木や日陰となる屋根などがないことから、夏場の熱中症対策として直射日光遮る日よけの設置など、開園後に利用者による要望が出ており、令和7年度から設計に入る南側予定地では、誰もが快適で、安心安全に利用できる公園となるよう期待するところであります。

 

練馬城址公園南側エリアと接する道路拡幅については、特に西側の道路において幅員4mに満たない箇所もあるなど非常に狭く、車のすれ違いが困難なため、交通トラブルも発生しています。

生活道路として利用されているため、交通トラブルを無くすためにも道路を拡幅することは必要であり、公園を整備する東京都の協力が不可欠であると考えます。

近隣住民の要望を受け、練馬区では、令和2年7月27日に区長名で練馬城址公園の事業化に向けた要望書を都知事に提出していますが、未だ具体的な手法が決まっていません。

令和5年の会派の一般質問の答弁において、区は、練馬城址公園には、多くの入園口が設けられるため、外周道路に安全、快適な歩行空間を整備することが必要とした上で、南側エリアの外周道路については、安全な道路空間の確保ができるよう、今後、具体的な公園計画の策定に際して、都と協議を行い、協議の進捗に合わせ、関係町会をはじめ、地域の方々に整備内容を示すとのことでしたが、道路拡幅の課題解決に向けたこれまでの取組みについてお伺いします。

また、今後都とどのような協議をして、課題解決に取り組まれるのかご所見をお伺いします。

 

・防災について。

練馬城址公園は防災公園として位置づけられ、広域避難場所に指定されており、都立公園は地域防災計画において、避難場所や救出・救助の活動拠点とされるなど、震災対策においても重要な役割を担っています。

練馬城址公園は、一時的な避難場所ですが、発災時に近隣住民が公園へ避難することも想定されます。

区は、これまでも練馬城址公園内に備蓄倉庫の設置を要望していますが、昨年10月の区長と都知事との意見交換の中で、公園内の備蓄倉庫設置について協議が行われたとのことですが、どのような協議が話し合われ、今後どのように取組まれるのかご所見をお伺いします。

 

 

  答弁

 

●土木部長

・練馬城址公園の外周道路について
本公園の南側外周道路は、幅員が狭いことから、車両のすれ違いや歩行者の安全な通行に課題があります。公園は防災公園に位置付けられており、災害時における緊急車両の通行に際しても重要な役割を担っていることから、拡幅が必要と考えています。
区はこれまで、南側エリアの開園にあわせた公園外周道路の拡幅などについて、都と協議を重ねてきました。
都は、道路拡幅部を含め、公園として事業認可を取得していることから、南側外周道路の道路としての拡幅整備には課題があるとしています。
昨年10月、区長と知事との意見交換の場において、大局的な見地から公園と一体で拡幅整備することについて改めて直接知事に申し入れました。都からは、公園の南側エリアの外周道路は区道であることから、区が行うまちづくり等にあわせて、公園内の外周部の園路整備について検討していきたいと回答がありました。
区としては、公園整備に合わせて地域の安全性を向上させるため、外周道路の拡幅整備を行うよう、具体的な整備内容について、精力的に都と協議してまいります。

 

●危機管理室長

・練馬城址公園の防災施設について
都は、みどりと水、広域防災拠点、にぎわいの3つの機能を備えた公園として整備を進めています。区では、防災拠点として必要な施設の整備について都へ要請し、協議してきました。令和5年5月に一部開園したエリアには、区が求めてきた防災用照明や震災対応トイレなどが整備されました。
昨年10月、区長は都知事との意見交換の場において、今後整備する南側エリアへの防災備蓄倉庫、消防団分団本部施設、防火水槽、 応急給水槽の設置を推進するよう直接要請しました。都からは、こうした施設の設置について、区と協議していく意向が示されました。 引き続き、具体的な整備内容等について、都と協議を進めてまいります。