練馬区議会第二定例会での会派の一般質問の内容について掲載いたします。

 

 以下、質問内容です。(正式な議事録は練馬区議会サイトよりご覧になれます)

 

 

大泉第二中学校の教育環境保全と都市計画道路の整備について。

 

 

 練馬区では、急速な市街化の影響により、都市基盤整備が遅れ、特に都市計画道路の整備率については約5割と低く、特に区内西部地域における道路の7割が未整備という深刻な課題であり、不完全な交通ネットワークによる渋滞や狭隘の影響による交通事故の発生、緊急車両がスムーズに通過できない状況が長年続き、最も大切な安全を十分に確保できない環境が続いています。

 

 
 このような課題に対して、平成28年に策定された都市計画道路の整備方針である第四次事業化計画の中では、区内西部地域の都市計画道路の整備率を大幅に改善していくことが示され、ようやく西部地域としても安全でスムーズな道路ネットワークの構築に期待が持てるようになってまいりました。
 
 しかしながら、西部地域の都市計画道路整備を進めていくうえで大きな課題となっていたのが、補助135号線および補助232号線の大泉学園駅南側地域の整備計画です。
 

 

 大泉学園駅南口の道路環境については、西部地域全体の道路整備が未整備であるということもあり、生活道路への流入車両も多く、駅前商店街の交通事故も多発し、学芸大通りについては、幅員の狭い中でバス、歩行者、自転車が危険な状況で通過しており、地域住民だけでなく、仕事などで道路を利用されている方々としても、これまで早期に道路整備を求める声が数多く出されていました。

 

 しかしながら、この道路計画を進めるにあたり、大きな課題とされてきたのが、整備計画延長線上にある大泉第二中学校の教育環境の保全と道路計画を並行して進めていくことでした。
 

 

 この大きな課題に対して、前川区長は就任以降、当時、区として検討されていた整備計画を再検討していくことを英断し、有識者委員会を平成28年に立ち上げ、約3年にわたりこの難しい課題に対して再検討に取り組み、令和元年5月31日に提言が示されたところであります。

 

 本提言の中で大泉第二中学校については、全面移転案、校地再形成案、現位置で再形成案の3案が示されており、中でも現中学校敷地を活用し、周辺敷地の取得を想定した校地再形成案がより現実性が高い妥当な案であるということが示されました。
 
 今後、本提言内容をもって、区議会、地域の皆様、学校などと丁寧な意見交換を重ね、早期整備に取り組んでいくものと考えますが、改めて検討委員会が取りまとめた提言について、区の見解をお伺いいたします。
 

 

 長年の課題でもあるこの道路整備計画と大泉第二中学校の教育環境の保全が前進していくことをわが会派としても高く評価するものであります。引き続き丁寧な意見交換を重ね、道路環境、教育環境とともに安全を第一に進めていくことを要望いたします。 

 

 

区側からの答弁 

 

大泉学園駅南側の地域は、歩行者の安全確保や災害時の救護・救援ルートなどが課題となっており、都市計画道路の整備が不可欠です。しかし、従来進めていた中学校の整備計画素案では、大泉第二中学校の教育環境に大きな影響をもたらすとの区長の判断により、見直しを進めてきたところです。

 

 

 見直しに際しては、都市計画、教育、建築等の各分野の外部委員で構成する有識者委員会を設置しました。委員会は約3か年、延べ19回開催され、現地視察を行うなど地域の実情を踏まえながら、専門的な見地から精力的な議論を行っていただき、先月提言が取りまとめられました。

 

 

 提言は、教育環境の保全と道路整備を両立させる方策が示されたものと考えております。今後、この提言をもとに取組方針案を策定し、区議会および区民の皆様のご意見を伺いながら、地域の課題解決に取り組んでまいります。