5月2日から開催されておりました、大子ふるさと博覧会が
6日に終了いたしました。
お天気にも恵まれ、5日間でおよそ200名の方がご来館くださいました。
また、漆の体験教室も29名の方がご参加くださいました。
10年前までは町の病院でしたので、ここで自分は生まれました・・
また、お袋が入院していたなどと、
懐かしがってくださった方も多くいらっしゃいました。
初めていらした方は、
展示室で漆掻きの道具をご覧になったり、
ビデオを興味深く見てくださいました。
また廊下に展示されている、漆塗りの行程や、
作品もゆっくりと説明を聞いてくださいました。
体験教室も、二種類の作品に挑戦です。
爪楊枝立に摺り漆を、また予め漆をかけたお皿にゴム印で色漆で彩色をします。
FM大子の取材では、スタッフが実際に体験をしながらのインタビューでした。
またイバキラTVの方も取材をしていらっしゃるうちに、
ご自分でも体験をなさりたくなって挑戦してくださいました。
子供たちも真剣です。
少し大げさですが、手袋、アームフォルダー、エプロンと完全防備でしていただきました。
顔が痒くなっても、自分で掻いちゃあだめですよ。
スタッフが掻いてあげますからと事前に注意
こんな作品ができました。
今年は二階の病室を、NPOまちの研究室の方に使っていただき、
若い作家たちが思い思いに作品を発表展示していらっしゃいました。
絵画、木彫、フラワーアレンジ、鍛金、
麗潤館の漆の間もみなさまに漆の床を歩いて、
触っていただきました。
また今年初めての試み、大子名物、けんちんうどんを
漆のお椀とお箸で召し上がって頂こうと
20食限定で、お出ししました。
漆の作業用の工房が、ちょっとした食堂に変身。
お椀の仕上げは大子漆です。
みなさま熱いお汁でも、陶器と違って、
手に熱が伝わらないし、持ちやすい。
また漆のお箸も、おうどんがつかみやすいと大変好評でした。
お子様方もきれいに召し上がっていただきました。
よく歩き、よくしゃべった何日間でしたが、
お一人でも多くの方に、漆を理解し、
日本の漆の存続に共感していただければという思いで過ごしました。
ご来館くださった方に、
こころより御礼申し上げます。
ありがとうございました。