漆のチューブ詰め | うるっしぃーのブログ

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先週の日曜日、大子町の工芸クラブで行われた
漆のチューブ詰めの作業を見学させていただきました。
工芸クラブの深谷様、益子様

深谷益子


こちらは益子さんが今年収穫なさった漆2キロです。
木のくずやゴミが入っています。

漆2キロ


こちらがそのごみを取り除く遠心分離機です。

遠心分離機


そしてこちらがチューブ

チューブ


まず準備です。
真鍮で出来た細かな目の網を
分離器の内側のサイズに合わせてカットします。

網


次に、寒冷紗も同じくカット。

寒冷紗



寒冷紗でカットされた網を包み込みます。
それを分離器の内側に設置します。
ここに綿に絡め取られた屑がくっつきます。



まわり


まず真綿を小さくちぎって、漆桶に放り込みます。

綿入れ


割り箸で、綿に漆をからめ取って分離器の中に入れます。

絡め取る


分離器入れる

そしてスタート
下の口からきれいになった漆が絞り出されてきます。

漆でてくる


それをチューブのお尻から100gずつ流していきます。

チューブに入れる


軽く閉じ、空気を抜きます

空気抜き


最初はペンチで閉め、

ペンチ


さらに機械で完全に閉め切ってしまいます。

機械


私もやらせていただきました。
最初はチューブを持っている左手にも力が入って、
チューブがぺこぺこになってしまいました。
右手と、左手は、別人格だ!と、言い聞かせ
段々と上手になってきました。

私も


完成したチューブたち

チューブたち


今回は50gのチューブをお願いして詰めさせていただきました。
試しに使っていただける量にしました。
残りは用意したケースに入れ、
酸化を防ぐために油紙で密閉

ケース


さあその後はお掃除。
分離器の中にはゴミがこびりついています。

分離器中


お酒の瓶?飲みながら?
いいえ、お掃除用の灯油が入っています。決して飲みません!

掃除外


綿の繊維にゴミが絡め取られています。

綿ごみ


皆さんで楽しく共同作業です。


みんなで


これで今年の漆のシーズンは終わってしまいました。
後は掻き取った漆の木の伐採が残っています。

工芸クラブの皆様、ありがとうございました。