今年もありがとうございました! |  ふと、思うこと…

 ふと、思うこと…

      by Ameba

皆さま!今年一年、本当にお世話になりました。
ありがとうございます!!
今年は世界中が、大変な年でしたね。
特に日本は 国の歴史に
消し去ることができないほどの大きな傷跡を残す
哀しい年でしたよね。
未だに復興していない場所、
痛みの薄れない多くの方がいらっしゃることを
一日たりとも忘れたことはありません。
忘れられるようなことではないですよ!
立ち直られる時が 一日も早く訪れますよう、
心から祈り続けています。
この世に生まれて 今日まで生きてきて、
あの3月11日以降
自分の無力さに ここまで絶望し、
情けなく、つらかったことはありません。
被災地で、泥にまみれた小さな運動靴や
赤いランドセルを見たとき
「私は60年も生きて来させて戴いて もう充分なんです!
 なんで、この子たちを 連れ去ったのですか?
 神さま! 何を基準に、生き残る者と
 命を奪われる者を選ばれたのですか!」と
哀しみを通り越して、
怒りに全身が震え 立っていられませんでした。
あの日以来 暫くは、流行歌など書く意味がわからなくなって
自分の生きている意味さえも
見失いかけた時期も長かった一年でした。
でも、やっぱり立ち直らせてくださったのは、
元気をくださったのは、皆さまでした!
天童よしみさんの『ふたりの船唄』の
「群れにはぐれた鴎でも…生きるのね」という歌詞で
自殺を思いとどまった!と
おっしゃってくださった被災者の方。
そして、遠く故郷・相馬を 離れて暮らしていても
氷川きよしさんの『あの娘と野菊と渡し舟』を歌いながら
帰郷できる日を信じて 毎日がんばってます! と
おっしゃってくださる お父さん お母さん方。
そんなお葉書やお手紙が ダンボール箱2個に いっぱいです!
あとメールやお電話も…。

今年ほど “歌の力”を 思い知らされ、
噛みしめた年はありません。
永六輔先生の『見上げてごらん夜の星を』
岩谷時子先生の『夜明けのうた』を
何度、東京の星空を見上げて 泣きながら歌ったことでしょう!
“歌”って素晴らしい! 作詩家になって良かった!
生まれてきた理由は これだったんだ!
もう皆さまに ご恩返しするのは、
皆さまの心に届く詩を創ることしかないんだ!
あらためて そう心に刻むことのできた
かけがえのない一年でした。
皆さまから、私は元気と勇気を戴き
こうして あたりまえのように年越しをさせて戴けています。
本当に、ありがとうございました!
では皆さま 良いお年をお迎えくださいね!!

$作詩家 水木れいじの気まぐれDiary(工事中)

$作詩家 水木れいじの気まぐれDiary(工事中)

追伸:今日は あたたかいので、
   これから短パンに着替え 大掃除です。
   それから、「第62回 NHK紅白歌合戦」の皆さまの熱唱に
   大泣きすることでしょう!