【読書】陰陽師　太極ノ巻　夢枕獏著【感想】

いつも大好き陰陽師シリーズ

今日も橘博雅は友人の安倍晴明宅の

濡れ縁でともに杯を交わしていた。

今日も世界は不思議だらけだと博雅は思う。

そしてふと、不思議な話を思い出す…。

 

短編６編。

どれも少し怖くて少し可愛げがあって、

不思議な世界の日常ミステリ？

今回は無機物が騒ぎを引き起こすことが

多かったような。

文字が読んでほしくて騒ぎを起こしたり

持ち主のもとに帰りたくて騒ぎを起こしたり。

こういうのは可愛い！！って思うんですが

鬼にたまたま出会って騒動に出会う

「鬼小槌」は少し怖かったです…。

 

虫めづる露子姫も再登場！

この方、肝が据わってて可愛い

平安理系女子ですごく好きですね。

数百もの虫を細かく見分け

分類できるって…今の世なら立派な

研究者ですｗｗ

 

晴明さんは今回も飄々と、

博雅さんは今回も優しくまっすぐ。

二人のお酒から始まる不思議な物語は

まだまだ続きます。

 

映画も素敵でしたけど

連ドラかアニメにも向きますね、これ。

 

 

次は海外ドラマ

LUCIFER　シーズン１　第１３話

「地獄の扉」の感想です。

 

【陰陽師　過去感想】

龍笛ノ巻