1976(昭和51)年9月15日(水)

PM9:00 12ch 心で歌う50年

「熱唱!愛と涙で綴る歌一筋の青春・森昌子の18年」

感動で見終わった今でも胸がドキドキしてます。素晴らしい番組だった。

何と言ってもほぼマコ中心だったから。

 

最初はイエローのワンピースで「せんせい」を歌った。

高橋圭三さんの司会もとてもいいし、ゲストも超ベテランばかり、すごいね~マコ。

 

ゲストのダークダックスの歌「22歳まで」に沿って、マコの生い立ちが写真で綴られていた。

とてもいい歌で、まるでマコのために書き下ろされたみたい。(まだ22歳にはならないけどね)

そして小さい頃を想い出して「新聞少年」と「リンゴ追分」を歌った。

歌は今更言う事が無いほど素晴らしかった。マコの歌には心があるから、聞いてる人の胸を打つんでしょうね。

それはマコだけが持つ不思議な力です。

 

おばさんとか友達とか、いろんな人のお話がビデオテープで流された。

その一人一人の言葉が、とってもマコの事を思ってくれていてうれしかった。

栃木弁丸出しだったけど、そこが親しみと味があってとてもいい。

マコはあんなに愛されていて、最高に幸せ者だね。

 

感謝の気持ちを込めて「涙の連絡船」を歌った。バックの演奏がもうちょっといいと最高だったけど、それでも素晴らしい。

 

それから、大大大先輩の淡谷のり子さんの前で「別れのブルース」を歌った。

すごい!うまい!さすがマコちゃん。

淡谷さんが「うまい」って感心してた。

でも淡谷さんは、「このままではチマチマっとしちゃうから、ちゃんと音楽学校に行って声楽を勉強した方がいい」って言ってた。

これは私も同感!高校卒業したら絶対にやるべきだと思うよ。

だってマコは、これからもずっと歌い続けて行かなければならないんだもの。とっても大事なお話でした。

 

その後「君忘れじのブルース」を歌った。ワンコーラス目がマコで、ツーコーラス目を淡谷さんが。

マコはとってもうまいけど、やっぱり淡谷さんの迫力と年季の入った歌には勝てないよね。

それは当然の事。10代のマコに淡谷さんと同じに歌うのは無理と言うもの。

歌の重さが違います。

 

次に恩師の遠藤実先生がゲストで「おかあさん」を歌ってからいろんな話をした。

マコったら、恩師の前だから「ドキドキです」って、実感を込めて胸を押さえて言ったのがかわいかった。

遠藤先生、マコの事を「ものすごくかわいくなった」って言ってた。あの頃は想像もつかなかったって…マコ、変な声出して笑ってた。

とにかく遠藤先生は、ほめっぱなし!凄く優しい目でマコを見てるの。

 

最後は「母に手紙を書くときは」と言う初めて聞く歌を歌ってくれた。

それがドラマチックな歌で素晴らしいの一言。

マコの今の心境を詩にしたみたいで、長いセリフも素直な感情をこめていて何とも言えない感動です。

最後は熱唱って感じで、涙涙だった。

見ていて思わずもらい泣きしてしまったよ。素晴らしかったホントに!

 

 

 

(注:当時高校生だった私が書いた文章をほぼそのまま書き起こしてます)

 

最後に「母に手紙を書くときは」を歌った時の衣装。

番組内容に感動してたので、本文中に衣装の説明はないけど

イラストは描いてありました。

 

 

「母に手紙を書くときは」は、5周年リサイタルで最後に歌ってたのね。

私はまだこの時は知らなくて、初めて聞いて感動したんです。

のちに歌舞伎座での5周年記念公演でのライブ盤と、S53.4.1発売のLP「すぐに消えそうな愛なら」に入ったけど。

(TBS特番でも放送になったし)

 

当時はビデオを持っていなかったんで、音だけ録音しました。

今でもちゃんと持ってます。

youtubeにも一部分はあるみたいだけど、はじめから全部のは無いので後で音だけアップします。

(もちろん、アメンバー限定になると思いますが)

 

 

 

余談だけど…・

「22歳まで」と言う歌、大好きです。

私、ちょうど22歳で結婚したので何だか感慨深くて。