前略
いつもリハビリ屋勉強会にお足を運び下さり感謝いたします。
今回のリハビリ屋勉強会は2カ月にわたって「気づき」を学びます。
11月は、道具を使用しないで行う気付きを、12月は道具を使用する気づきの勉強会です。
「気づき」を得る前と得た後で身体機能が変化します。
日頃臨床で、緊張が落ちていないのにそのことに気付かないまま
日常生活を過ごしている患者様を目にします。
車椅子に座っているのに脚が浮いたままとか、肘が曲がったまま行動している人。
そしてそんな状態の方に運動療法やADL訓練を指導し行っています。
これはアスリートと呼ばれる人たちでも同様です。
ヤンダー氏によると脳性まひの患者様とアスリートの体の使い方には似たような現象がみられています。
だからこそ近年のオリンピック選手のエクササイズにDNSアプローチを用いているのかも知れません。
ただ行うだけのセラピーと意識して行うセラピーではその後の効果に違いが出てきます。
意識をどこに向けてもらうかでその対象者の動きに変化が出てきます。
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11月の勉強会では呼吸を意識することで運動機能に変化が得られることを体験して頂きます。
呼吸を意識しながら運動を行う中で、姿勢の変化や各関節への意識、歩行時の安定性や動きやすさを学びます。
その他、運動指導の声のかけ方や姿勢のチェック方法などスキルやテクニックを身につける内容となっています。
そして12月は
道具を使用した気づきの勉強会を行います。
講師は長崎県認知神経リハビリテーション研究会代表の宮田徳美先生にお願いいたしました。
現在の認知神経リハビリテーション研究会は全国的にも会員数が伸び続けています。
会員数増大のメリットはその分野に精通した人物が育つことと、アイデアがたくさん生まれてくる事です。
2004年から始まったイタリア研修も10年を超え、現在のマスター修了者は全国で1000人に近づきつつあります。
最近の勉強会では道具という考えではなく、イタリアでは教材という意味合いが大きいと言われていました。
12月の勉強会では、宮田先生に道具=教材を使用してどのように治療に結びつけているのかをお話しいただく予定です。
実際に参加者同士で実技を行います。ご自分の知らないご自身自体に気づくことができるのではないかと思います。
伊藤先生より
呼吸は生命の基本運動ともいえます。
ピラティスやヨガなどボディーワークでも呼吸は重要な位置をしめます。
意外にもトレーニングなどでは呼吸は「当たり前のこと」として特に詳しく触れることはありません。
少なくとも私の経験から、長くやってきた陸上競技でも呼吸なんて深く突っ込んで教えてもらったことはありません。
しかしピラティスやボディーワークを学べば学ぶほど、このあたりまえのことが意外にもうまく行われていないことが多いことを実感しました。
それがたとえアスリートであったとしてもです。
長くランニングの実践や指導、またピラティスなどのボディーワークの実践や指導などを行ってきた専門的な立場から、
自らの気づきは体育指導、スポーツ、医療の分野のみならず、すべての人にとって重要なヒントとなると考えます。
今回の勉強会では呼吸を中心として、日常当たり前に行っている呼吸やただ立つ、
歩くといったなんでもない動作のなかに気づきをみつけ、身体の機能や、
それらのあたりまえの動きに変化をもたらすことについて一緒に考えていただければと思います。
リハビリ屋勉強会11月気づきの勉強会その1
日時:平成27年11月15日(日) 10時開始、16時終了予定
会場:ひまわり児童館
大村市木場町1丁目120-1木場町公民館の近くになります。
駐車場はございます。
定員:20名程度
講師:伊藤喜昌 先生(ポールスター ピラティストレーナー
It's Ito's pilates代表)
リハビリ屋勉強会12月気づきの勉強会その2
日時:平成27年12月20日(日) 10時開始、16時終了予定
会場:大村市民会館
大村市東本町
駐車場はございます。
定員:30名
講師:宮田徳美 先生 理学療法士 認知神経リハビリテーションマスター修了者
参加費:それぞれ8000円(昼食付)
※11月と12月の勉強会、伴に受講される方はセット割引があります
(セットでの参加費:12000円)。
※今年のリハビリ屋勉強会参加者は6000円、
11月、12月の勉強会と合わせて参加される方は10000円。
申し込み、お問い合わせは
メッセージ。もしくは
diablo@lime.ocn.ne.jp
(リハビリ屋 冨永まで)