リハビリ屋勉強会11月ピラティス勉強会を振り返って | リハビリ屋のブログ

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仕事(理学療法士)関係のこと、リハビリ屋で行っている研修会のこと、そして趣味(車、バイク、スポーツ)のことを適当に書いています。気が向いたときに更新してます。以前にこちらで書いていたボクシング系フィットネスのジムに関係することは別のblogに書いています。

平成25年11月10日のリハビリ屋勉強会はピラティスでした。
講師は昨年に続き、広島県呉市のピラティスインストラクター、It's Ito's Pilates 代表の伊藤喜昌先生です。

今回の勉強会についたタイトルは 明日からの実践につながる「足部の構造と動き、フットコンディショニング:ボディワークの視点から」
姿勢の変化や動きやすさを足部からのアプローチに促通してみようとした今回の勉強会に遠くは大分からご参加いただきました。
参加人数は少ない勉強会でしたが、かなり深い内容を含んでいたので参加者にとってはお得な勉強会になったのではないでしょうか。


立位を意識して立っている人はあまりいないと思います。考えなくても立っていられる人がほとんどです。無意識の中でバランスを修正できているのでしょう。しかし、なにかしら負荷をかけることが気づきとなり、足の裏からの情報が捉えやすくなります。
ほとんどの参加者がエクササイズの前後で、足の裏からの情報量の変化を気づいていました。
そして立ち姿が、背筋を伸ばしたキレイな姿勢に変化していました。
下の3枚の写真はその気付きのためのエクササイズを体験している所です。

あお向けに休んで、膝を立てます。腰のスキマを少なくします。そうすることで骨盤の自由度が拡がります。
骨盤時計を行っています。シートに時計をスタンプしたと想像します。ベルトのバックルの位置を12時、恥骨の位置を6時に位置決めします。骨盤を転がしながら12時と6時を行ったり来たりします。
次に左右の股関節を3時と9時に設定します。骨盤を横方向に転がしながら、3時と9時を行ったり来たりします。
なれてきたら、それぞれの間に残りの時間を書き入れて、その上をなぞるように骨盤を転がします。12時から2時まで行って、帰ってきたり、時計回りに一周したり等々。
自由に動かせるか試してもらいます。


次にもっと股関節の回りを柔らかくしなやかに動かせるように、片膝を立て、もう一方を伸ばします。この状態で骨盤を横方向に転がしながら、立てている膝が倒れないようにキープすると股関節の動きが柔らかくなります。


今回の勉強会に来た参加者の皆さんは、最後のエクササイズに打ちのめされていました。
半球の上に足をのせて、いろんな部位で体重をかけていきます。足底の筋、筋膜、色んな軟部組織が伸張されていきます。体重をかける場所でスクワットが出来たり、出来なかったり、ある場所では体重移動が困難です。
フットコンディショニングのエクササイズ、最初は笑顔の皆さんも最後は脂汗が出ていたのではないでしょうか?
今回のピラティス勉強会は患者様やカスタマーのお身体を評価し、アプローチして行くなかでPT、OT、セラピスト、インストラクターに大きな影響を与えたんじゃないかと思います。
2月の続き、ウォーキング&ランニングが楽しみです。