妻と付き合う前のことです。
2015年の12月に
自分の気持ちを妻に打ち明けました。
妻は待ってくれてたんですね。
私から自分への気持ちをいつ伝えてくれるのか。
今くらいに寒い時期でした。
私にとって妻は「どうでもいい都合の良い女」ではありませんでした。
だからこそ、
真剣に思いを伝えるのが怖かったのがあります。
どうでもいい女(語弊がある言い方でごめなさい)なら、関係が悪くなったらそれまでよ、と割り切れるのですが。
私にとって妻はそういう存在ではなかった。
小・中の同級生ですし。
フラれても顔は合わすし。
だから慎重でした。
15年の11月頃の話かも知れません。
車で迎えに行って、ちょっと良い割烹居酒屋へ。
帰りは運転代行です。
いつまでも切り出せないまま、時間がどんどん過ぎてしまって。
ヘタレでしたね。
そろそろ帰らないとダメな時間…。
私はトイレに行って代行呼んでくるね、と席を立ちました。
お家計を先に済ませて車の手配をお願いして、そのままトイレへ。
トイレで悩んでました。
10分くらいは悩んでたかも知れません。
今しかない…。
今しか無くなってしまったーって。
トイレから出たら
「長かったな。代行来てるよ」と妻から。
ここで、このまま帰るわけにはいかん!!
私は話し始めました。
◯◯ちゃん、ちょっとだけ話を聞いて欲しい…。
「なに?」
話し終わった後、妻は「ふふふ…」って笑いました。
「ご馳走様。行こっか」と。
私はその妻の笑いがどういう意味だったのか、気が気でなりませんでした。
車の中で聞きました。
「◯◯ちゃん、さっきの笑いはどういう意味やったん?」
「うん?あーどうやって言って来るんかな?ってお思って!」
ということでした。
私としては白黒はっきり付けて欲しかったのですが、妻は曖昧にはぐらかしてきました。
その日は家まで代行で送って別れました。
私は曖昧な妻の答えに混乱していました。
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あれから9年経ってしまいましたね。
妻は忘れてるかも知れません。
私は忘れられません。
いつか会えた時に、しつこく妻に話します。
「俺、真剣に言ってたんやでー。忘れたやろ?思い出せ〜」と。
こんな話をすることを
すっかり無くなってしまいました。
何故か唐突に綴りたくなりました。
今だけは喜怒哀楽の楽の感情が少しあります。
おやすみなさい。


