妻が亡くなって1年。
この1年間は様々な本を読み漁ってきました。
その中で、
【悲しいことで、悲しみを癒す】方が人によっては合っている、という一説がありました。
私にはとても共感できる一説でした。
悲しい気持ちを紛らわす為に、楽しいことに熱中する。
友人と会って大笑いをしたり、大騒ぎをする。
愉快な映画を観たり、楽しい音楽を聴く。
私の場合は、
【気持ちが紛れるどころか、かえって悲しみが増す】ことの方が多かったと思います。
無理をして悲しみを打ち消そうとして、
かえって悲しみを強く意識してしまうことが原因かもしれません。
でも、周りの人は
少しでも、楽しいことに誘ってあげようという気を利かせてくれるんですよね。
それが悲しさを忘れる癒しになるだろうと信じて。
とてもありがたいのですが、
合う人合わない人がいます。
特に、私のような自死遺族には合わないかも知れません。
私は、
あえて悲しい音楽を聴く。
悲しい曲を歌ったり、
悲しい本を読んだり、
悲しい映画を観る。
自分の気持ちとシンクロする物で、
癒しと立ち直るきっかけを得ようと思っています。
だから、私と一緒にカラオケに行ってくださる人達は、
いつも暗い重たい曲ばかり聴かされることになります。汗汗汗
立ち直ることは出来ないかも知れません。
立ち直る必要はないんだろうと思います。
妻が安心してゆっくり休めるように
心配させてしまわないように
それが妻への最善の供養になると信じて。