学びと成長について ②   学び、気づき、実践する   | LEDサインメーカーの域を超えろ!快適創造プロデューサー高倉博のブログ

学びと成長について ②   学び、気づき、実践する  

学校ではもうじき夏休みが始まろうとしていますね。

こどもたちには元気な夏を過ごして欲しいものです。

大人の僕たちも暑さに負けずに仕事に打ち込むかたわら、

学びにも目を向けてみよう、ということで、今月は学びについての連載をしています。

 

 

 

前回は僕の学びのスタイルについて書きました。

経営者として学ぶときにつねに意識しているのは、

いまの自分とサステナブルサインのレガーロにとっての課題です。

講演会や勉強会に参加するときには、その課題にスイッチを入れて講師の話を聴き、

ビビッと反応することで気づきを得ます。

気づくために学ぶのが僕の学びのスタイルです。

 

 

 

では、気づいたらどうするか、というのが次のステップです。

僕は気づいたらすぐに実践します。

気づきはナマモノですから、新鮮なうちに実践をすることが大事。

放っておくと気づきはすぐにどこかに埋もれてしまいます。

 

 

講師の側からよく「講義の内容を理解する人は10人にひとり、

   実践する人は100人にひとり」という話を聞きます。

僕は、講義の内容の100に一つでも理解できたら即実践する、という人間なので、

この話にあてはまるのかどうかわかりませんが、とにかく実践は必ずします。

 

 

 

お金と時間をかけて、自分の体を運んでいって、そこで講義を受けるわけですから、

100のうち一つでも二つでも理解して持ち帰らなかったらまるまる損ではありませんか。

僕の理解には課題への気づきがともなっていますから、さっきもいったように生きているのです。

ピチピチしたそれを自分に取り込むには実践しかありません。

 

 

 

実践したら、なんらかの変化が起きます。

そうしたらその変化を、講師の方や教えてくださった方に直接報告するのです。

つまり、フィードバックです。

 

 

 

「先日の講義で伺ったあのことを実践してみたらこうなりました」

お世辞でいうのではなくて、よかったことも悪かったことも、

実践してみたらかえっておかしくなってしまったことも含めて報告します。

 

 

 

そうすると今度は教えてくださった方が質問してきます。

 

「どのタイミングでそれやったの?」

「会議中にやりました」

「あ、会議中はだめだよ、帰り際にやったらよくなるよ」

 

ご本人に直接ありのままに報告することで、実践のコツを教えてもらえたり、

自分の思い違いを正してもらえたりするのです。

これが「学びを深める」ことだと僕は思っています。

 

 

 

じつは、理解の早い優等生タイプほど、理解だけに留まる傾向があります。

話は真面目に聞いてくれるけれど、そうなんですね、で終わってしまうのです。

教えるほうは、なんか染み込んでいかないなあ、という徒労感を味わうことになります。

 

 

 

ところが僕のように学ぶことには不真面目で、メモは取らない、

ホワイトボードに書いてあることも写さないタイプが、

実践は速攻で行い、変化も速攻報告するのですから、面白いですよね。

 

 

 

フィードバックの効用をみんなもっと知ったほうがいいと思います。

教える立場に一度でも立てばわかります。

「さっそくに試してみたらこうなりました」

なんていわれてうれしくない人はいないのですよ。

「おお、そうか、じゃあもっと教えてやろう」ってなります。

教え子はただでさえかわいいのに、フィードバックしてくれたらもっとかわいく感じるのです。

 

 

 

先生のファンになるのはいいとして、もっといいのは先生を自分のファンにしてしまうことです。

大人の学びにはえこひいき狙いもあり。

教えてもらったことはどんどん実践して、報告して、先生の心を掴みましょう。

 

 

 

学び、気づき、実践する

これが高倉式学びの三原則です。

ここに「秘伝のタレ」として、報告を加えます。

 

 

 

学び、気づき、実践し、報告する

この四つで、学びは自分のものになります。

聞いて知識を増やすだけではただの記憶に過ぎません。

自分の体を使って実践して、フィードバックしてさらに深めることで、学びは自分の血肉となるのです。

 

 

 

たくさん学ぼうと焦る必要はなく、たった一つでも学べた、気づけた、ということがあるなら、

すぐに実践してみてください。

そして学びをくれた人に報告して喜ばせましょう。

たった一つの学びがもたらす大きな力に驚くことと思います。