ここ半年くらい
体調が良くなって
社会復帰ができるかなと
色々しつこいほど模索し続けてきました。
私の夫以外との会話は
スーパーやカフェで店員さんに
「ありがとうございます」というだけの毎日で
社会不適応者とはいえ
あまりに寂しかったし
無理していたけれど働けてきたわけで、
これからも
まだまだきっと私にもできることがあると
チャレンジしたかったんです。
社会復帰はまだ先だなと思っていた頃は
せめて家の中だけでもやれることはやろうと
家の中をピカピカにしていましたが、
外に目を向けるようになってからは
置き場に困った物をポイポイ置きっ放しにしたり
トイレ掃除を二週間以上忘れたり、
家の事がおざなりになっていたと思います。
始めは家の中で1人で
できる仕事を考えていたのですが、
結局誰とも会話しない生活のままだったので
次第にそれでは物足りなくなって
誰かと一緒の外で働きたくなりました。
きっとその頃から私は
夫のことも雑に扱っていたように思います。
思ったことをなんでも口にし、
泣きたい時に泣き、
怒りたい時に怒り、
喋りたい時に喋って、
聞きたい時に聞き、
夫にも心があることを忘れていました。
夫はなんでも受け入れてくれたので
私は
この人は私のことをとてもよくわかってくれていて、私のことが大好きで、なんでも受け入れてくれるんだ!
と思っており、
とっても心地よく
安心して毎日暮らしていました。
でも、実際はそうではなく、
夫はひたすら我慢をしていたんだそうです。
普通の人以上に
人の気持ちを読み取るのが苦手な私は
飛んだ勘違いをしていました…
「人の気持ちなんて、誰だってわからないよ〜」
と言ってくれる人がいるかもしれませんが、
普通の人の言う「気持ちがわからない」レベルとは、かなり差があるのではないかと思っています。
相手のことがわからないがために
私は外では「怒ったことなさそう
」と何人もの人に言われたことがあるほど
ほんわかいい人を装っています。
小春でも怒ることあるの?
怒ったことあるの?
と言われます。
多分それは定型の方が嫌だと感じるポイントと
私が嫌だと感じるポイントが違うので
周りの人が嫌な気分になるようなことでも
気がつかずにいるから
と言うこともあると思います。
昔は普通の人と同じスピードで話せたし、
口が達者で弁のよく立つ子供でしたが、
いつからか自分の言葉の鋭さに気がついて
余計なことを口から出す前に考えるために、
そして柔らかい印象で相手に伝わるように
自然といつの間にか
ゆっくり話す癖がつき、
今では、
本当の自分の話し方がわからなくなり、
いつも人前で仮面を被っていて
仮面の脱ぎ方がわからなくなってしまいました。
夫の前だけではその仮面を被らずに
自由な一匹の動物として暮らしており、
本来の衝動性が強く、空気が読めず、思考があちこちに飛び、気分屋の自分になります。
普通の人も家族の前では
リラックスすると思うのですが、
私の場合かなりその差が大きいために、
多少自制しなければ、相手に過大なストレスを与えることになるのだと思います。
そのことに意識が及ばず、
私は夫に負担をかけていたようです。
私は夫が突然切れた、と思っていましたが
夫にとっては突然のことでもなんでもなく
ついに堪忍袋の尾が切れた、
と言うことなのだそうです。
小出しにすればよいのに、
夫は何か言って問題になるなら自分1人が我慢すればよいと思っていたらしく、
夫に可哀想なことをしてしまいました。
一人で生活することを
あえて選ぶ人がいますが
その人の気持ちが
すこしわかったような気がしました。
私はハリネズミのようなもので
寂しくて近づくと
相手を傷つけてしまうのかもしれません。
どうしたもんかの〜
