インドのお札です。
                     
インドの紙幣は一番大きいので、1000ルピー札(=\3000)までです。
その下に、500ルピー、100ルピー、50ルピー、10ルピー…などがあります。

買い物をする際、(買う物にもよりますが)数100円単位、数10円単位で支払うことが多いです。

なので1000ルピー(=\3000)札は大きすぎます。
500ルピー(=\1500)札もちょっと大きいです。
100ルピー(=\300)札くらいがちょうどいいかもしれません。

銀行でUSドルからルピーに両替してもらう時に、100ルピー札と10ルピー札でもらいました。
そしたら上の写真のように分厚くなりました。笑
確か200ドル分くらいだったと思います。

支払う時は100ルピー札が使い易いのですが、財布はパンパンになってしまいます。(;^ω^)




写真を見てもらえれば分かると思いますが、透かしの部分にペンで落書きがあります。

これインドの常識です。(本当はイケナイんでしょうが…)

このお札は新札に近いくらいキレイです。
大抵インドのお札は、ボロッボロで、破れていたり、穴が開いていたり、落書きがあったり、汚くて臭かったりします。


落書きは?
きっとメモ帳代わりに書いてしまうんだと思います。
よく数の計算した跡がありします。


破れているのは?
古くなってそのうち破れてしまうのでしょう。
よくセロテープで貼ってあります。


穴が開いているのは?
ホッチキスでとめるからです…
ホッチキスでとめるんです…

銀行で札束を束ねるとき、日本では帯を使っていますよね?(日本だけのことじゃないと思いますが)
インドでは、分厚い資料をとめる時に使うような、太い針のホッチキスで札束をとめます。
(今の時代でもまだやっているかは分かりませんが、数年前はそうでした。)
銀行員の不正を防ぐためだと聞きました。
お札をバラバラにするのにホッチキスの針を広げて、ブチッ!ブチッ!っと針からお札を抜く作業が要りました。
お札が銀行に戻る度にバチン!バチン!とされていくんでしょうね。
なので、穴だらけなんですよ♪笑('∀`)




ある日、自分のゴミが溜まってきたので処分しようと思いました。
そもそもゲストハウスにはゴミ箱というものがなかったので、ビニール袋に溜めておきました。

おじちゃんにゴミはどうしたらいいか?と聞いたら、

「ノープロブレム。」

と言って、ゴミを引き取ってくれました。
あ、処分してくれるのか、と思ったら…

ゲストハウスの敷地の外の茂みの中に( ´∀`)つ ミ ブーーーン!!ゴミを投げ棄てた。

Σ(゚д゚) !?


ゲストハウスにはゴミ捨て場も無いし、ゴミ収集も来ないからです。
皆ゴミは外にポイッ!っと捨てるだけです。


そもそもポイ捨てはインドの常識です。(本当はイケマセン、でもこれが現実)


燃える物だろうが、ビンだろうが、電池だろうが、皆その辺にポイッ捨てます。

インド人は平気でやりますが、私はまだちょっと抵抗があります。
小さなゴミならともかく、ゴミの塊を放置するのは…


なので、自分で燃やすことにしました。笑


何もないところにゴミを置いて、マッチで火をつけました。


気付いたことは、
ビニールやプラスティックはなかなか火がつかないということです。
私のゴミはペットボトルなどが多かったので、火をつけてもすぐに消えてしまいました。
そこで、その辺の落ち葉を集めて一緒に燃やしたらうまくいきました。笑

2回目のゴミ焼却の時は、調子に乗って落ち葉がかなり溜まっているところにゴミを置いて火をつけてみました。
そしたら…

キャンプファイヤーのようになってしまいました。冷汗((;゚Д゚)

落ち葉は乾燥しているので、すぐに燃え広がって火が大きくなってしまったのでした。(;´∀`)



約5年ぶりにインドに来て、ビックリでした。。。



「スーパー」というものができていたのです!
何年も前はスーパーと呼べるものは無かったのです。
それが…

日本で言うコンビニくらいのサイズのお店で野菜を中心に食材と日用品が手に入ります。
一丁前にバーコードで読み取るレジもあります。


輸入物のオレンジが1つ85ルピー(=\255)、りんごが1つ99ルピー(=\297)…

(  Д ) ゚ ゚

高。。。。。。。。。。。。。。

これは大型ショッピングモールです。

なんじゃこりゃー(  Д ) ゚ ゚

これも上のスーパーと同じ「Reliance」という系列で「Reliance Mart」というモールです。
数年前までは考えられませんでした。。

レスカレーターが動いていること自体ビックリしました。
昔はよくエスカレーターは停止させられていて、ただの階段でした。
というのも、エスカレーターに慣れていないインド人がなかなか乗れなかったからです。(笑)
それも今では、大体の人は乗れるようになっているようです。

エレベーターもあります。
エレベーターの中には、エレベーターガールならぬエレベーターボーイ又はエレベーターアンクル(オッサンw)がいます。
ただ階のボタンを押すだけのためにいます。
これは数年前と変っていませんでした。


写真に写っているのはモール全体の3分の1か、4分の1くらいで巨大です。
海外のファッションブランドや、スーパー、美容室、等等。
いろいろなお店が入っているのはいいのですが、毎回違うお店に入る度に持っているバッグや袋を預けないといけません。(万引防止の為)
入ったお店から別のお店に通り抜けしても、最終的には最初に入ったお店に戻って荷物を引き取らないといけないんです。
面倒臭。。。
どうにかならんのか。。。


でも、インドならではの良い点もあります。
私は既製品のインドの服パンジャービー・ドレスを買いたかったのですが、自分に合ったサイズがありませんでした。
お直しできるか試しに聞いてみたところ…
できる!そうです。
ちゃんとお直ししてくれるカウンターがありました。
採寸してもらって、次の日引き取りに来るように言われました。
安い服なのに、お直しは無料でした。

他のショッピングモールに入っているファッションブランドのお店でも、お直し可でした。
流石です。


が、

私はスーパー&ショッピングモールは好きではありません。
これが現実になってきているけれど、本当のインドの姿じゃないから。

私が愛する本当のインドの姿はそのうちUPします。笑
ある日の出来事。
ゲストハウスに帰ってきたら、部屋の前に牛おうし座さんがいました。
(ゲストハウスはセキュリティーも何もなっていないので誰でも敷地に入れてしまうんです。)


インドでは普通に飼い牛&野良牛がのんびり生きています。
どれが飼い牛でどれが野良牛なのか私には区別がつきませんが、♀は飼い牛だと聞いたことがあります。
牛はヒンドゥー教では神様の乗り物なので神聖な生き物として扱われています。
なのでヒンドゥー教徒は牛肉を食べないのです。
大抵インドの牛さんはガリガリだけど、この牛さんは結構ガッチリ体型。


のしのし歩いてます。
癒されます。ラブラブ
写真を撮っていたら…


なぜか近づいて来たっ!!`;:゙;`;・(゚ε゚ )
はたから見ていると可愛いけれど、向かって来られると結構迫力があるもんです。((((;゚Д゚))))


そして、草を食い逃げしていきました。

動画はコチラ→


終。
ゲストハウスでの昼食・夕食です。


位置を変えて撮影したわけではありません。笑
お盆のようなターリーというお皿で出てきます。
ご飯、チャパーティ(薄いパンのようなもの)、トマト、ヨーグルト、ダール(豆のスープ)、シャーク(野菜のカレー炒め)。
この決まった組み合わせのご飯しかオジチャンは作りません。
(一般家庭が毎日同じ物を食べているということではありません。)
変化があるとすればダールの豆の種類が変るとか、シャークの野菜がジャガイモだったり、カリフラワーだったり、オクラだったり、ナスだったり…するくらいです。
これが昼と晩毎日同じというわけです。(TдT)
味は不味くもなく、すごく美味しいというわけでもないです。
(飽きると不味いと感じてしまいます。)

とりあえずスプーンとフォークがありますが、基本的にグジャラート人はフォークは使いません。
手を使って食べます。
よく「左手は不浄の手だから使わない」と言われていますが…そうではないとインド人は言っています。
右手だけを使うというより、利き手だけを使うということです。
左利きの人は左手を使っています。
手で食べ物を触るとベチャベチャになりますよね。
もし両手を使っていたら、汚したくないものが触れなくなってしまいます。
その為に左手をキレイなままにしておくそうです。
そもそも両手を使わなくても片手でご飯は食べられるわけです。
最初は片手でチャパーティを千切って食べるのに不便だと思いましたが、3~4日続けているとどうってことなくなりました。
むしろ手は他の道具より器用に使えます。
しかしヨーグルトやダール等の汁物は手では難しいのでスプーンを使います。
チャパーティは手で千切って、シャークを包んで食べたり、ダールに漬けて食べます。
ご飯はスプーンでダールをかけて、手でグチャグチャっと混ぜます。
食べやすい量を手にとって、親指の背中で押して口に運びます。

グジャラート料理のレストランではこんな感じです。
あらかじめ席にはターリーが用意されています。

ウェイターが小さいバケツのような物に入ったシャーク、ダール、ヨーグルトを持ってきてサーブしてくれます。
いろんなウェイターがゾロゾロ来るので面白い。
サーブしてもらったのは、ご飯、チャパーティ、風船のように見えるプーリー(チャパーティを油で揚げた物)、パパド(薄いおせんべいのような物)、シャーク、ダール、ヨーグルト、シュリカンド(牛乳から作るスイーツ)、漬物、生野菜です。
銀色の食器がカッコイイ。

ところで、このメニューを見て「(゚Д゚)?」と思うことはありませんか??

…肉類がないのです!!!

日本では毎日肉類・魚介類など食べますよね!?!?
もし直接食べていないと思っても、調味料に動物性のものが入っているので食べていることになります。

インドは東西南北に広くて、複数の宗教、人種がある国なので、インド・インド人を一概に説明することはできません。
食生活(文化)は地域・宗教によってかなり異なるわけです。

その1例としてグジャラート州の特徴を書きたいと思います。
グジャラート州ではヴェジタリアン(菜食主義)の人が本当に多いのです。
ヴェジタリアンは簡単にいうと動物性の物(肉類・魚介類)を食べない人のことです。
その中にも厳格な人と、「たまご」はOKというそれほど厳格でない人がいます。

その理由の1つに宗教の影響があります。

①ジャイナ教
ジャイナ教とはインド発祥で仏教と同じくらい古い宗教で、不殺生を厳守しています。
そのジャイナ教徒の多くがグジャラート州に住んでいるのです。
それでも少数派に変りはないのですが。
(人口の比率的にはヒンドゥー教徒が1番、イスラーム教徒が2番です。)
ジャイナ教徒は動物性の物はもちろん、厳格な人は根菜類も食べません。
多くのジャイナ教徒はニンニクとタマネギは食べないようにして、他の根菜類は食べています。
…「なぜニンジンやジャガイモはよくて、ニンニクとタマネギは駄目なの??」(゚Д゚)
とジャイナ教徒の知人に聞いてみたところ、はっきりとした答えは返ってきませんでした。笑
よくわからないところですね…

②ヒンドゥー教のスワミナラヤン派
ヒンドゥー教にも宗派がいろいろあります。
その中でもスワミナラヤン派は新しい宗派で、グジャラート発祥なのです。
なのでスワミナラヤン派のヒンドゥー教徒もグジャラートに沢山いるわけです。
スワミナラヤン派も不殺生を説いていて、ジャイナ教徒のような食文化(動物性×、根菜類×)を持っています。

この2つの宗教の影響でヴェジタリアン文化が定着したようです。
グジャラート人によると、昔からグジャラート人はノンヴェジタリアン料理を食べなれていないので、ノンヴェジタリアン料理を消化できない体質になっている、とのこと。

逆に私が言わせてもらうと…
「私はヴェジタリアン料理を食べなれていないので、ヴェジタリアン料理では満足できない!!!」

私のヴェジタリアン料理にの感想は…
●味に旨みや深みがない
●タンパク質が足りなすぎる
●食欲が沸かない
…等です。

考えてみてください。
精進料理を除いて、和食にヴェジタリアン料理どれだけありますか?

ご飯 ○
天ぷら ○(野菜なら)
漬物 ○
味噌汁 ×(具以前にダシでアウト)
焼き魚 ×
野菜のおひたし ×(カツオ節でアウト)
うどん・そば ×(ダシでアウト)

日本でヴェジタリアンなんていってたら食べる物なくなりますよ。笑
それくらい日本人はノンヴェジタリアン料理を食べているのです。
元々肉が大好きで野菜なんかなくても生きていける!くらいに思っていたノンヴェジタリアン100%な私が、ヴェジタリアンの空気プンプンのグジャラート州に来てしまったのです。笑(^Д^)

私はスパイスが効いたインドの食べ物は好きなので、最初の何日かは美味しいと思って食べていました。
しか~~し、1週間で嫌になってしまいました。笑
日本ではよく食べると言われている私でも食欲が沸かないのです。(´Д`)
動物性の物が食べたくてしょうがなくなってきました。

でも「肉が恋しい」なんて簡単に人に言えないのです。
ヴェジタリアンの人はノンヴェジタリアンをよく思っていない人もいます。
もし日本で、「好物はクモ、犬、ヘビです」なんて言う人がいたらちょっと引いてしまいますよね?
そんな感覚です。
向こうでは肉を食べたい気持ちを押し殺していました。
グジャラートにはヴェジタリアンしかいないのかぁ…
ノンヴェジタリアン料理はないのかぁ…
と思っていましたが、実はあるところにはあるのです!

このあと徐々にノンヴェジタリアンのグジャラート人と友達になるのですが、それまではひもじい思いをしていました。笑
あぁ辛かった。(;´д`)トホホ…