※国際女性デー2022inむろらん講演会※ こどもたちと地域の未来のためにできること
~コロナ禍におけるこども(地域)食堂の運営を通して~が行われました。
更生保護女性会、母子福祉会、NPO法人、地域の活性化を進める団体、地域住民有志で構成する団体など、運営主体が異なる5つの団体の代表がそれぞれの運営手法や目的などを発表しました。子どもたちの居場所作りがメインの団体や、地域の企業と連携した取り組みを展開する団体、有償ボランティアでの学習支援を行っている団体、子どもの貧困対策に主眼を置きながら、高齢者の引きこもりなど、孤食防止を目指して活動している団体などの違いはありますが、各地域に密着した活動は同じです。特に貧困対策等を主な目的としている団体の悩みは、該当する子どもや家庭の把握とアプローチの難しさです。また、その子や家庭が浮き上がらないように子ども(地域)食堂へ誘導する手法も慎重でなければなりません。しかし、どの団体もコロナ禍で活動を大きく制限せざるを得なく、対応に苦慮している実態も明らかになりました。そのような中でも各団体は感染症対策を取りながら、活動を継続しています。
どの団体も継続するための資金繰りと、人材確保に頭を悩ませているのが現状です。行政の支援もありますが、残念ながら食材には使えないこと、期限の制約があることなどで事業実態に即したものとはなっていません。寄付に頼る脆弱な財政基盤が問題です。