今日は岡山市での「事業仕分け」についての報告です。岡山市において行政の役割とは、各種行政サービスの提供によって住民の福祉の増進に努めるとともに、市民が生き生きと働き、家族や地域の人々が豊かな生活と連帯を築いていくことを支援することであり、納税者である市民に対して、民主的にして能率的な行政の確保と最小の経費で最大の効果を挙げる行政サービスを提供しなければならない、との理念に基づき、平成18年度からすべての事務事業について行政サービス基本台帳を作成して「行政サービスの棚卸し」をおこない、市の事務事業に対する税金投入の優先度や、あるべき実施主体を評価する「事業仕分け」を実施しています。その結果、平成19年度では事務事業の廃止17件を含め縮小や民間委託、業務のやり方を改善など、510件で40億4,800万円の削減が達成されました。岡山市は人口約70万人で現在政令指定都市をめざした取り組みを進めています。一般会計の当初予算が約2,212億円で全会計の予算規模が約4,660億円にもなる中での40億4,800万円の削減は、室蘭市のような再生団体入りが現実味を持っている小規模な都市から見て、まだまだのような気がします・・・・?でも、なにもしないでいるよりは小さな取り組みでも、それを重ねていくことにより、大きな成果につながるのも事実です。

