皆さんはビオトープという言葉をご存知でしょうか?簡単に言えば生物が生息できる環境のことです。今、各地で子どもたちも参加してビオトープ作りが盛んに行われて、教育にも利用されています。このこと自体は非常によい事だと思いますが、ちょっと目を凝らしてみれば、私たちの周りにはまだまだ自然のビオトープがたくさんあります。ただ、薄暗く、じめじめしていて、草だらけでとてもきれいといえない環境になっている場合もあって、気がつかないことがあります。だからこそ身近なビオトープをきれいにすることの方が、新しくビオトープを作るよりも重要な課題だと考えています。身近にあるからこそ、埋め立てたり排水溝にしてふたをしたりするのではなく、草刈をしたり、ごみ拾いをしたり、水を汚さないようにしたりして、いろいろな生物を守っていく努力が大切だと思います。