今回も引き続きチーズラーメンだ、カップでは無くお店で出されている物です。

江東区大島にある兼吉さんは私が今一番お気にのラーメン屋さんだ。

月一兼吉でアップしていたのだが今年はこの猛暑で何と3ヵ月ぶりである。

 

 

基本のメニューですら多く組み合わせで100種以上になるのだが。

店主料理好きでそれ以外でもどんどんメニューは増えて行ってる。

 

 

店内の壁面には思い立って作ったものが次々と掲載されてる。

 

 

自家製カレーも人気があってそれを使ったメニューも色々と、

 

 

卓上には何やら瓶詰の物が、こんなものまで作っています。

 

 

牡蠣のスモークオイル漬けだ、しかも産地違いでだよ。

右にある瓶はこれレモンカードだ、レモンと卵とバターと砂糖で作るスプレッドでパンやスポンジケーキなどに塗って食べるもの。

そう、料理オタクなんですよねー、とっても良い意味で。

なので新メニューをと思ったのですが、久しぶりなので今回は表題の物に。

これだってコロナ過の中の新メニューなので比較的新しいメニューです。

 

チーズしろ兼吉ラーメンです。

表題とは違いますがこちらがお店での名称、表題でも問題なくオーダー出来ます。

 

 

要はこちらの基本スープである醤油、白醤油、味噌の中から白醤油を選び、そこへチーズ味を足したものだ。

チーズはクリームチーズを溶かしたもので沢山入る訳ではなく強い主張をするものではない、コクを増す仕様といった方が良いか。

この加減がいいんですよねー、この辺りに店主のセンスを感じます。

兼吉仕様というのはいわいる特製で、チャーシューが2枚に半熟味玉とワンタン2つに海苔が乗る。

麺は何時も半玉にしてもらっています、具材を増やして炭水化物を減らす作戦です。

てか見てもらえば分かりますがこれでも十分な量なんですね。

店主これ出すときに麺が少ないから具材が沈んで見栄えが悪いなぁだって。

すみませんねぇ、と私、、、、(笑)。

 

 

兼吉さんのスープは結構個性派、豚鶏と魚介出汁を合わせたダブルスープなのですが摂り方が凝ってる。

豚鶏はゆっくりと沸騰させずに丁寧に摂る昔ながらの製法だが魚介の方は。

鯖節や宗田節中心に鰹節とでしっかりと摂ってるまさに東京の街場の日本蕎麦屋の出汁なんですね。

これを合わせるので豚魚とは全く違う和テイストな基本スープです。

もう口にした時から鼻に抜ける香りが違う、このブログだけでも1500件くらいラーメン店で食べていますが他に無いスープですね。

茶色い浮遊物は焦がしネギ香味油、そこへ白醤油ベースのタレが香ばしく加わって追い打ちのチーズです、うまーーーい。

 

 

麺は近くの製麺所の物でこちら細麺と中太麺とが選べます。

私は何時も細麺を選んでいます、これは私の好みでスープに合うどうこうではありません。

加水もかん水量も卵もすべてが普通の中華麺です、このスープなら何でも取り込んじゃいますね。

 

 

2枚に増えたチャーシューは都度都度フライパンで焼き上げてます。

なので表面がカリッとしてて中はジューシーだ。

 

 

煮玉子はこれ紅玉子(くれないたまご)というブランド物です、という事はここで茹でられているのですね。

昨今は出来合いの業務食材を使う個人店が多いんですよ、こちらは素材にもこだわって製法にもこだわっているのが断面からも分かりますよね。

 

 

ワンタンも肉餡がたっぷり入った食べ出のあるものが2つ。

味付けもしっかりでこれ単体で、例えば茹でて醤油タレ付けて酒のアテにして食べたいくらいだ。

 

 

メンマも自家製、塩漬けの物から手作りしてる。

このメンマこそ今や業務食材使っているところが多い、昔からの街中華くらいしか自家製ってないんじゃないかなぁ。

昔ながらの街中華の何かつんと来るよう香りがするラーメンってタレにメンマの煮汁が入っている物なのですね、チャーシューの煮汁と組み合わせてさらに生醤油入れたりであの味を作り出している。

原材料がそれほどでもないから軽視されていますがそれも値が上がっていますしね、殆どが台湾産の真竹(まちく)ですから円安の影響をもろに被ってる食材です。

そして手間のかかる食材なんですよね、塩出しして下茹でして味付けしてと5日くらいかかる。

なので今はチェーンはおろか個人店でも業務食材が殆どだ。


いや久しぶりでしたがやはりの旨さは健在です。

やはり月一は行かないとですよ、うかうかしてるとどんどんメニューが増えて行っちゃう。

メニューの多いラーメン屋でTVに何度も出たくらいですからね。

おいしかったですよー、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。

 

 

 

追記。

こちら同年代の店主とのヨタ話も楽ししいし、いつかは飲みに来たいなぁと。

こちらベスパなら10分ちょいですが電車だと乗り換え2回で30分近くかかるんですよね。

東京は中心から放射状に鉄道が走ってますからこういう事も有るんですよ。

近々意を決して行ってみようと思う、だってここ酒の肴も充実してるんですよね。

前記してる牡蠣のオイル漬け見ても分かるようにギョーザは当然春巻きやシュウマイなども自家製してるし、創作ラーメンに乗ってるパーコーや雲白肉、ニラ玉、麻婆豆腐等も出せますしね。

店主の趣味は釣りだ、メインは常磐のヒラメです。

なので運が良ければ刺身に有りつけたり、この日はフライが有りました。

釣り物のヒラメフライなんて中々ありつけないですよ。

 

 

もう少し貯まったらこれでラーメン作るって、わくわくですよねー。

他にも外房中心に真鯛やブリ、カンパチ等大物に行くようです、アジ、サバもいいんだけどなぁ(食べる側の勝手ですが)。

この日は外房でタコ釣してきたとのことで大原の真蛸も有りましたね、大変な高級ブランドです。

たこ飯もメニューに有ったが私の腹キャパでは無理なので残念です。

という訳で今年中に飲みに行くことにしましょう、だってこの内容なら大満足間違いなしですからね。

って、ここラーメン屋なんですからねー。