たまに、カタコトになることがあるらしい。

このまえ、東京駅で老夫婦に道を聞かれたてわからなかったから、

「ボク、このへんの人間じゃないんでわかりません」

といったら、

「そうですか」

といって、老夫婦はさっていった。
なんとなく、仕事をひとつ終えた達成感に浸っていたら、いっしょにいた友達が、

「なんでカタコトなの?」

と聞いてきた。
えっ、オレ、カタコトだった?と聞き返したが、カタコトだったらしい。
おまけに、オレは日本人に見られる確率6割という、ちょっと日本人にみられない顔をしている(タイ人、インド人、スペイン人、ブラジル人、南米、若いときのマイケルジャクソン…と、人からいろいろいわれた)
あの老夫婦は、オレのことをきっと
「観光にきたどっか他の国の人」
と思ったに違いない(「外人にしては、流暢な日本語を話す」という評価をいただいたかもしれない)


そういえば、初対面の人相手には緊張するな。その緊張がオレを言葉をカタコトにし、さらにオレを別の国の人にしているわけなのかな?
と思ってみる。