白球を追いし彼方に 飛行機の 雲をつかんで 夢をその手に
ボールを無心で追いかけたあの日、視線の先に飛行機雲を見つけた。くっきり澄み渡った青い空の向こうに、まるで絵に描いたような飛行機雲。打球を追いかけたちょうどその先が飛行機雲の尻尾だった。
「届きそうで届かない」甲子園への切符。でも、あの夏僕らは確かに、その夢をつかんだ。まさに夢の大舞台で、僕らはそこにいられるだけで幸せだった。少しでも長くみんなと野球をしていたい。ただそれだけで最高の気分だった。
最高の仲間と共に戦う最高の場所。それが甲子園だったんだ。
そこで僕らは少しだけ成長したと思う。高校生活のいちばんの思い出が出来て、そしてやっぱり悔しい思いもした。
もっと、もっとだ。
僕らの戦いはひとまず終わったけれど、少なくとも僕は、また新しい地平に向かう。
次の舞台はどこだろう?それはまだわからない。
だけど、あの日、あの夏の飛行機雲をつかんだように、僕はまた目指すのだ。
もっと高く!もっと高く!力を振り絞って走るのだ!
清峰高校、3年生の活躍は終わりを告げました。ゲームセット。
夏の甲子園覇者、駒大苫小牧に7対2で敗れました。残念です。
ただ、ローカルニュースで言ってましたし、益者三楽
さんのブログからも情報を得ましたが、先発は「エース古川君」ではなく2年生の有迫君でした。古川君は6回から登板したようです。来週に控えている九州大会(初戦は鹿児島県第1代表の樟南)をにらんで、また一番ホットなチャンピオンですから「経験を積ませたかったのだろう」と僕は見ています。エラーがらみでの失点だったようですが、夏の大舞台でノーエラーだった清峰高校のことです。これは僕の推測ですが、有迫君も投手のピッチングのリズムというものがいかに大切であるかを思い知ったんではないかと。つまり、名前負け?のせいか投球リズムが悪くて、味方の守備に悪影響を与えたんではないかなと想像します。違ったらゴメン!
いずれ、もう終わった事は仕方がありません。3年生が吹かせた清峰の新たな風を、2年生チームにもしっかり引き継いでもらいたいですね。この夏の甲子園で活躍した選手、佐々木伸行君や広滝君(確か新キャプテンではないかと)だっています。佐々木優介君も木原君もいます。有迫君は、いい素材なのに本番で気持ちをうまく持っていけない、いわゆるブルペンエースの毛があるみたいです。まだまだ発展途上のようで、順調に育ってくれる事を願います。
来週の樟南戦!!勝てよぉ!!有迫!!しっかり投げんばぞぉ!!