人気ブログランキングへ
2009年04月03日 04時40分45秒

清峰ナインにありがとうと

テーマ:がんばれ!清峰高校!

「紫紺の優勝旗がはじめて長崎に渡りました!」

ラジオから放たれた実況の叫びに、僕の胸は震えました。運転中の僕の目には、信号の赤もピンクに見えました。


吉田監督は言いました。「3年前に苦い経験をした事が生きた」と。

吉田監督は言いました。「その苦い経験をさせてしまった選手たちに、少しは恩返しが出来たかな」と。

そうです。清峰にとってセンバツの決勝と言えば、だれの記憶にも残るあの惨敗です。

そうしてあの3年前の準優勝は、「決勝進出という快挙」と「歴史的大敗」という、明と暗の両方をもたらした、忘れられない日なのです。その不名誉を、今村率いるナインたちが全て払拭してくれました。もう洗いざらい拭い去ってもひとつ全国にえへんと胸を張っていい素晴らしいプレーでした。借りはきっちり返してくれました。


「ウソから出たマコト」という言葉がありますが、吉田監督の場合は「マコトから出た真実」でしょうか。限りなく優勝に近いところにいると。優勝出来る可能性を言うならば、100とは言わないまでも90を超えているというような事を言ってました。もうこれはほんとに何年に一度というような大チャンスなんだと。そうしてそれを本当に成し遂げてしまうなんてまさに夢のようです。それを言ったのは、去年の神宮大会に敗退したその日です。その目は確かでした。


今村が果たしてどの程度の投手なのかを、僕はその時よく知りませんでした。夏の大会は全てラジオ中継を聞いていただけでしたから、今村の投球を一度も見ていませんでした。あの頃はお店が佳境に入っていて、気にはなるけど自分の事で精一杯だったのです。センバツの今村を見ていて納得しました。失点どころか連打される気がしませんでした。終始落ち着いたマウンドさばきとクールな表情。絶妙なコントロールと唸るまっすぐ。ブレーキの効いたスライダー。こりゃよほどの高校生でも打てないなと感じました。

結局、この大会を通じて今村が許した失点は報徳学園戦における1点のみ。5試合で1点しか与えないんですから、負けませんわね。凄いとした言いようがないものです。1失点完投、8回を完封、あとは完封、完封、完封です。改めてその完璧さが際立ちます。

で、優勝を決める最後の打者に向かった時のコメントがまた泣かせます。

「最後は自分でもよくわからなくなったんで、あとはバックを信じて投げました」です。お山の大将ではないのです。ちゃんとわきまえています。どれだけ凄いピッチングをしたとしても、バックの守りがなければハダカの王様です。野球は仲間と共にある事をわかっています。


長崎県に史上初めてもたらされた紫紺の旗。その歴史的快挙を、地元の、母校の後輩たちが成し遂げてくれた。本当によくやった。おめでとう!そしてありがとう!何回でもありがとう。普通の子でも、努力し続けていればこれくらいの事はやれるんだという証明です。清峰の魂はきっとだれの胸にもある。それを育み続けるかどうかです。


こりゃ夏が楽しみというか、大変です。次は当然、春・夏連覇が目標ですからね。


<こぼれ話>

決勝で唯一のホームを踏んだ嶋崎くん(2アウトから四球で出塁して、橋本の長打で一挙生還)は、もともと控えの選手です。それは知ってました(背番号もふたけたの14番)が、うちの常連さん(Tさん)のお向かいさんの息子さんだということを決勝の前日に知りました。明日は決勝という日にそのTさんがうちに来ました。

「息子さん活躍しよるネェ」とお母さんに声をかけたら「もう心臓がばくばくして試合なんか見てられん」と青ざめた顔だったそうです。大事な場面でエラーなんかした日にゃ表を歩けませんからね。その気持ちはよくわかります。でも大丈夫。息子さんはどえらい活躍をしましたよ。凄いですよ、嶋崎さん!!帰ってきたら、息子さんをほめてやらんば。




さざんカルビ-清峰優勝!

いいね!した人  |  コメント(8)  |  リブログ(0)
2009年04月02日 05時50分53秒

今村のダブルスライダー

テーマ:がんばれ!清峰高校!


久しぶりです。いやいや、実に久方ぶりでございます。

前回のが清峰の夏の甲子園に関するもので、あれよあれよと半年たっちまいました。

僕はまだ生きています。


とうとう来てしまいました。決勝の舞台。

清峰の吉田監督は時々うちの店に食事に来ます。たいがいは支援者の方と一緒で、やはり「チームの状況」だとか「あの試合に関する事」だとかの話題が耳に入ってきます。そうして・・・最後にうちに来たのは確か・・・神宮大会で敗退した日でした。負けて東京から飛行機で帰ってきて、その足でうちに来たのでした。雨で前の試合が流れて、第二球場だかで試合があったそうで。そのグランドがあまりコンディションがよくなくて、ゴロが「超イレギュラー」したんだそうでした。そのために、両チームともエラーが続出して大味な試合となり点を取り合い、しかし最後には相手チームに神様が微笑んだみたいになって、負けたらしい。でもこれで、春に向けての課題がはっきり見えたと言ってました。要するに守備を鍛えるということです。あの、甲子園に初出場した古川秀一のチームは抜群の守備力があって、今のチームより数段上だったそうです。

で、そこで吉田監督は言ってました。秋の大会は当然、優勝して九州大会に出ると。九州大会ではこれまた当然優勝すると。更に、今のチームはセンバツであれば限りなく「優勝に近い場所にいる」と言いました。夏の経験と他チームの情報分析、戦力の比較、そして何よりも二年生中心で夏の甲子園に出たという事実です。もうひとつ忘れちゃいけないのが今村の成長ぶりです。そういうものを勘案すると、このセンバツでは限りなく優勝出来る可能性が高いというのです。

いやいや、それが本当に決勝の舞台まで登りつめるとは。

もちろん、毎試合勝って欲しいと願ってはいますが、そこは魔物の棲む甲子園ですから、まさか本当に、あの時の言葉どおりに運ぶなんて思っちゃいませんよ。でも、彼らはとうとう4つ勝ってしまいました。凄いやつらです。


3年前の、有迫先輩にとうとう追いついたのです。あとは、超えるだけ。今の彼らなら、きっとやれると思います。というか、今村ならできると。なにせ、4試合で1点しか与えていないのです。新潟代表、京都代表、和歌山代表、兵庫代表の4つのチームが手も足も出なかった。それくらい今村を打てない。


勝手ながら、ここで僕が「独断と偏見に満ちた分析」で、今村の凄さを考えてみる事にしました。

今村の生命線は切れのあるまっすぐと落差のあるスライダーです。ですが、この二つの球種なら今時の高校生はみんな投げています。もちろん精度の高さが一級品だから打ちあぐねるんでしょうけど、それだけじゃぁないと思うのです。今村の投球を全て見ているわけじゃありませんが、僕が感じたのは、スライダーが二つあるんでは?という疑問です。つまり、空振りを取る目的でストライクからボールになる、「見送ったらボールになるスライダー」がひとつ。そしてもうひとつ、カウントを稼ぐ目的で投げる、「ストライクの範囲で曲がる」スライダーです。この二つは、スライダーなのに軌道も球速も違うのではないか?相手チームの各打者は、打席でスライダーの軌道を確かめたりまっすぐの伸びを見たりしますが、ゴロを引っ掛けて凡退した次の打席で「今度は捉えるぞ」とばかりにタイミングを計っています。が、二種類あるから最後まで打てずに終わる。すなはち1打席目、(まっすぐ、まっすぐ、スライダーで)空振り三振。2打席目、ストライクのスライダーで追い込まれて軌道と球速に戸惑い、「あれれ?」と思っている間にまっすぐに詰まってセカンドフライ。3打席目、開き直ってまっすぐのタイミングで待つもののやはり合わせられずにゴロが三振です。1試合で3度打席が回ってきても、詰まった当りが幸いしてどうにか内野の頭を越しました程度のヒットがせいぜいです。

で、このふたつのスライダーは、本人もひょっとしたら意識して投げてはいない可能性があります。空振りを取りたい時には腕を強く振るから自然に鋭く曲がり、制球重視で投げる場合は何気に「浅い角度でしか曲がらないながらも」速度の落ち方が少ない為に打者には一瞬まっすぐにも感じられる。だから打ちづらい。

どうでしょう?

決勝では、そのあたりをきっちり見極めてみたいと思います。


相手は花巻東だそうで。全く前の試合は見てませんが、今村が普段通りの投球をすれば失点しても1点くらいでしょう。長崎県勢初の甲子園優勝はもう目の前です。あの有迫と違い、今村は適度に力を抜いて投げる事の出来るクレバーな投手です。それほどには疲労もないはず。この試合で最後なんだから、きっちり集中すればやられはしない。


テレビの前で応援します。




いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。