コーディネーターさんにいただいたマップを見ながら、麻酔科受付へ。そうなのです。自己血貯血と麻酔科受診の今日は、骨髄バンクコーディネーターさんの同行なしで初めて病院へ行くの日なのです。

診察室には5分も待たずに呼ばれました。予約時刻より2、3分早い到着だったので、実質の待ち時間はゼロです。このC病院では、骨髄バンクのドナーは最優先で対応いただけるのでした。

さて、麻酔科の先生ですが、それほど説明することもないんですよね、と。ただ、それでは仕事にならないからと、いうことで、手術時に使う人工呼吸器の管(気管に入れるチューブ)を見せてもらいながら、説明いただきました。

骨髄採取のときに危険なことがもしあるとすれば、途中でドナーが麻酔から覚めてしまうことだそうで。
ただこれも、寝ているか(麻酔が効いているか)どうかは脳波でモニターするので、見た目で寝ているようだと思って見逃すことは実際にはありえないとのことで安心しました。

そのほかこまごまと説明いただきました。人工呼吸器の挿管で気持ち悪くなるのは、なぜか女性がほとんどで、男性は関係ないかな、とのこと。
麻酔を受ける同意書にサインし、麻酔科は終了。割とあっけなく終わりました。


そのほか印象に残ったのは、この麻酔科のお医者さんご自身は骨髄バンクには登録していないので申し訳ないのですが、このたびはありがとうございます、と言っていただいたことでしょうか。

お医者さんは診療を休んでご自身がドナーになるよりも、その医療技術を提供していただいた方が、社会全体としてはよりプラスになるような気がしますので、気にされなくともいいのにと思いました。(単にこちらに気づかって言ってくださったのでしょうが)

まあ、これは全くの想像ですが、医師とはいえど、これまでのご病歴などで骨髄バンクドナーには登録できない方もひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。

子供の頃ご自身が大病されたが、幸い回復し、それがきっかけで医師を目指して実現された方だったらすごいことだ、などと
思ったりもしてみました。

骨髄バンクへの登録は、お医者さんであったとしても強制ではないですので、やりたい人・できる人がやればいいと思います。やるやらないは抜きにしても、どんなものかは多くの人に知ってもらいたいと思います。

そして、今日の残りのメニューである、自己血貯血のため、採血室へ向かいます。

(つづく)