2014W杯炎のレビュー「俺よりでかい奴はたくさんいた」 敗者編 part4 | picture of player
2014-07-06 15:19:02

2014W杯炎のレビュー「俺よりでかい奴はたくさんいた」 敗者編 part4

テーマ:フットボール
part1part2part3 から続くよ!!敗北は敗北だよ!!




■フランス
ドイツとの百年戦争に屈して敗北したカエル野郎ども。2010年のあのことを思い出すと、くっ・・・頭がっ・・・ド、ドメネク・・・?いったいそれは誰のことなんだ?と並行世界に飛びたくなってしまうので、下馬評は低かったのだが、いきなり初戦のホンジュラス戦で爆発。まあ相手が相手だったのだが、この試合で代表では冴えなかったベンゼマが遂に覚醒。リベリとかナスリとか邪魔者がいなくなったこともあり、前線で自由を謳歌。今大会シャキリと短足No.1を争ったヴァルブエナ、名前がどう考えても潰し屋タイプのテクニシャン・グリーズマンと有機的に絡み、2得点をゲット。続いてスイス戦でもベンゼマは止まらない。ジルーがトップで左サイドに映ってからもチャンスメイクにシュートに大活躍。5得点の原動力となり、終了間際にはシュートを決めたものの笛が鳴った後というブザービーターまがいも決めてみた。超喜んでて笑える。遂に王様の覚醒や!最高のベンゼマや!デイリースポーツフランス優勝特集号発売や!となったが、そう甘くはなかった。決勝トーナメント一回戦では堅守ナイジェリアを攻めあぐねたが、なんとかこじ開けたものの、次は不倶戴天の敵ドイッチュランド。普通に戦って、普通に負けました。今大会初めての同格以上の敵には、これまでごまかせていたキャバイェ横のスペースをがんがん使われ、スコアは1-0なもののほぼ完敗。終盤には鬼将軍デシャンが余りの手駒の少なさにフリーズ。リベリとナスリがいないということが、ここにきてダメージとなった。有効な手立てをほとんど打てず、残念無念の敗北となった。ただ、ドメネクとナスリとエヴラがぶっ壊した後にブランが立て直せなかったチームを、戦う集団に変えたデシャンはお見事。多少暴力と恫喝は使っただろうが、許容範囲内である。ナスリの彼女は「ワールドクラスの選手がいなかったからね、あーーはっはっ!」と言っていたようだが、アバズレの言うことなど気にせず、そのままずっと呼ばないでよい。DFラインは固いし、中盤も中々に磐石。ベンゼマを軸として、ヴァルブエナ、グリーズマンが絡み、マテュイディとポグバが雪崩れ込んでくる攻撃は中々迫力があった。次のユーロにはもう1枚、2枚切り札を作れれば、十分に戦えるだろう。そのためにもナスリを干し続ける必要があり、デシャン監督は代表発表のたびに「ナ、ナ、ナ、ナス・・・ナス・・・ナスタシッチはセルビア人だったね、べろべろーーん」とかやって、ナスリの彼女を挑発し続けてもらいたい。


・chinkoshobokatta ベンゼマ
「今度こそ最高のベンゼマだ」と期待を抱かせる開幕だったが、試合が進むにつれて尻すぼみ。結局いつものベンゼマに逆戻りしてしまった。リベリとナスリがいないことで攻撃の中心を担ったが、弱い相手にはそれが有効に機能するのだが、相手が強くなると途端に姿を消してしまう。特にドイツ戦ではザ・インフルエンザ・フンメルスに気合負けしてる場面も多々あり、戦う前から負けてた印象。確かにうまいのだ。本当にうまい。だけど、なんというか、高密度の試合になってしまうと急速に気持ちが冷えていくのが見えるようで、ジダンやリベリなどの旧エースたちと比べるとそこがまだ全然違う。ブラジルVSコロンビア戦を見てもわかるとおり、サッカーはある意味で戦いなのだ。やはり相手をどついてでも点をもぎ取るという泥臭さがないといけない。そういうわけで、やはりベンゼマには偉大なる先人にならって、頭突きの練習をしてもらいたい。まずはクラシコでスアレスに一発、そしてマドリード・ダービーではヴァランのベンチにボール蹴り込みで飛び出てきたシメオネにカウンターで頭突きをキメてもらいたい。ただ、たぶん、返り討ちにあうけどな!気をつけて!!




■コロンビア
王国ブラジルの前に敗北したが、いいチームだった。開幕にエース・ファルカオが間に合わず、ちょっと暗雲が立ち込めかけたが、グループリーグは余裕綽々。ギリシャを一蹴した後、コートジボワールも一捻り。最後の日本戦では二軍を出した上にモンドラゴンを出場させてW杯最年長記録を更新させる左団扇の展開。ちくしょうめ!そして、グループリーグ突破をした後は南米選手権が始まったわけだが、そこでは勝手にスアレスくんが退場してくれたので、難敵ウルグアイもあっさりと沈めた。そして、王国ブラジルとの対戦である。チリに大苦戦、ルイス・グスタヴォが出場停止ということで、コロンビアこれはワンチャンどころかけっこう有利じゃないの?俺らマジ下克上で南米天下唯我独尊?という下馬評だったのだが、そこはさすがにブラジル。先制点をセットプレーで決められた後は激しい中盤の守備でキーマンであるハメス・ロドリゲスを封殺され、追加点まで決められた。終盤にはPKを獲得して1点差に迫ったものの、最後まで追いつくことはできなかった。よくよく考えてみれば今大会初めて同格以上の敵と当たったわけで、そこで開始早々に先制点を決められたことは痛恨だった。もうちょっと上に行けたかもしれないが、チームとしては上出来じゃないだろうか。94年のバルデラマドリームが崩壊して以来、コロンビアは凋落の一途を辿っていて、今回は久々の出場。いつの間にか各国オールスターのような布陣になっていたのは、育成の賜物か。ただ、その暗黒期をイバン・コルドバやアスプリージャなどが地味に繋いでいたことを忘れてはならない。とくにこれと言った戦術的特徴はないのだが、FWは破壊力があり、中盤はよく働き、最終ラインは堅牢だった。ハメス・ロドリゲスに代表されるように極めて個人能力が高いチームをペケルマンがうまく有機的に組み合わせたといえるだろう。最終戦でFWのグティエレスが完全に消されたことを思うと、ここにファルカオがいればどうなったのか、と思わざるを得ない。ただ、もしかしたらファルカオがいたらハメス・ロドリゲスが消えてたかもしれないし、そこはわからんね。あと、気になったのはクアドラード。沙悟浄似の風貌の彼は、ものすごく知力が低いがドリブル突破力だけはすさまじいというプレースタイルで、無駄なシザースやフェイントを駆使してピッチ上のあらゆるところにフリーダムに現れて味方と敵を混乱に陥れていた。こういう選手ってスタメンで使うとロクなことがないのだけれど、なんとなく機能してた感じなので不思議。これ以上彼が成長するのだろうかという気はするのだが、まあなんかどっかで戦術眼をちょっとでもいいから獲得して欲しい。4年後は、おそらく全盛期を迎えるであろうハメス・ロドリゲスとキンテロあたりにどれだけワーカーたちを配せるかというのが勝負かな。ともかく有望である。いいチームだった。ただ、ネイマールを壊したスニガは急いで身を隠すために偽パスポートを作り、千葉に飛べ。謎のスーパー右サイドバック・エメルソンとして匿ってあげるから。


・chinkodekakatta ハメス・ロドリゲス

今大会最高のモテ男になった22歳のエース。ネット上では「ハメハメ・ロドリゲス」「ハメドリゲス男」「バクシーシ・ロドリゲス」など散々なあだ名を付けられながらも、イケメンを貶めるモテない男たちの僻みなど一蹴。その爽やかなあどけない笑顔で世界中の女性たちを虜にした。ただ、顔だけではないのが恐ろしいところ。今大会全試合で得点し、目下得点ランキングトップ。ウルグアイ戦では大会ベストゴール候補の振り向き様の浮き球ボレーーーーー、日本戦ではとどめを刺すチップキックなど、随所に技術の高さを窺わせるオシャレ得点を決めた。さらに得点だけでなく、キープやパスも一級品。ブラジル戦では厳戒態勢の中盤で何度もボールを受けては突破していき、何度もファウルをもらった。特に、「お前は退場したいのか」と見てるこちらがハラハラするようなラグビープレーを展開していたフェルナンジーニョを体重移動だけで抜いていったりして、「天は人に二物も三物も与える」という現実を目の当たりにし、とにかく運命とか呪った。ともかく、このスター性にビッグクラブが放っておくはずもなく、本人も「スペインとかいいよね」と言い出してるので、早晩高いレベルでのプレーが見られるのではないだろうか。今後の課題は、二個師団単位で持ちかけられる甘い誘惑とどう付き合っていくかである。既婚者なのでそうそう言い寄ってくる女子を抱くわけにもいかず、これからは理性との戦いとなるだろう。ただ、スキャンダルが起きてこそスターという話もあるので、是非口も尻も軽い女性にまんまと引っ掛かって「やっぱりハメドリゲス男だった」「ハメ外しロドリゲスの間違いだろ?」「タイガーウッズの再来」などと我々非モテ集団の溜飲を下げさせてもらいたいものであるが、きっと「それでも好き(はあと)」という女子の方が多いはずであり、まったくもってけしからない話であり、コロンビアは内戦に陥って(以下単純呪詛ロングボール)




■ベルギー
下馬評が高く、ポテンシャルの高さは見せたが、それだけだったベルギー。グループリーグは割と楽なところに入ったので、ロシア、韓国、アルジェリアを一蹴し、余裕でグループ首位突破。ただ、決勝戦では不屈のアメリカに延長までもつれ込まれて追い詰められ、疲弊すると同時に戦術の幅がないことも露呈。アルゼンチン戦ではその不安が当たり、先制点をイグアインボレーーーーーで決められた後には、フェライニの力押し、ルカクの力押し、メルテンスごり押し以外のごり押し戦術は特になく、そんなものが百戦錬磨のマスチェラーノやサバレタに通じるはずもなく、なんかパッとしないまま終わってしまった。下馬評の高さに比べたら、あまりにもあっさりとした敗戦といわざるを得ない。基本的に個の能力は高いのだが、それを組み合わせてグループとして強いのかというと非常に微妙である。大アフロフェライニがふらふらと上がっていってしまうので組み立ては小アフロウィツェルにほとんど任せきりで、アルゼンチンクラスが相手だとかなり苦労をしていた。それでもある程度個人能力で運べちゃうのは恐ろしいかぎりなのだが、もうちょいなんとかならんかったか。また攻撃の選手もアザールを始めとして特攻型が多く、少し頭が使えてるのが太る稲本ことデ・ブルイネくらいしかおらず、「押してだめならもっと押す、それでもだめならこじ開ける」という武田騎馬軍的力技でドアごとぶっ壊してきたのだが、ついに石の扉を持つ強豪国と当たると通じなくなった。その罪は選手の戦術眼もあるが、監督のウィルモッツが負うべきだろう。ルカクを使いこなすことができずにサブ落ちさせた後は、采配としては基本的に「困ったらルカクとメルテンス(orミララス)を入れる」くらいしかなく、硬直した采配が目立った。細かいことできないならルカクとフェライニにばんばん放り込んでカオスを起こせばいいのに、それすらもできない。中盤でクレバーに働けるデンベレも無視され続け、もっとクレバーなナインゴランはそもそも選外となっており、なんというかもったいない感がすごい。高級焼酎でウーロンハイ作られたようなものである。「うまいだろ?」って、まあそりゃウーロンハイはうまいけどさ、なあ、指でかき混ぜないでよ、ほら、あと氷もそんな入れすぎだし、そもそもこぼれてるしさ。ジーコジャパンを突き詰めるところまで突き詰めるとここまでいく、という例を見せていただいてありがたい。久々の古豪復活で上々の成績だと思うかもしれないが、ルカク、オニギリ、ベンテケ、アザール、デ・ブルイネなど若くて才能のある選手が多いので、早々にまともな監督を連れてきたほうが吉である。なんか次もやる気満々そうなのが、怖いのだけれど。最終戦でメッシだろうがイグアインだろうが止めに止めまくったキャプテン・コンパ兄の苦悩は続きそうなので、是非コンパをバンバン開いて気分転換して欲しい。


・chinkoshobokatta マルアン・フェライニ
戦術ミサイル・亜不露8号は不発。エヴァートンで大成功、マンチェスターUでは出てくるたびにブーイングと取り扱いが非常に難しい選手なのだが、ウィルモッツ監督はうまく使えなかった。基本前線に上がってなんぼの選手であり、それを自分でもわかってるのか持ち場を放棄してふらふらと前に行ってしまうのが、守備面では大きくマイナス。それを戦術的に抑制するわけでもなく、カバーを当てるわけでもなかったので、中盤の底では小アフロウィツェルが孤独死寸前。また、上がっていっても、細かいタッチができるわけでもなく、ウインガーというわけでもないカットインしてくるアザールなどとは相性が悪く、前線の漬物石のようになってしまう。シンプルに頭を狙うのだが、一番いいボールを蹴っていたのが元々CBの左SBヴェルトンゲンというところがなんともかんとも。もちろんハマれば反則級であるのだが、普通に置いてはうまくいかず、機能させるには色々なお膳立てが必要な魔貫光殺砲のような選手であり、カカロット急募というところ。これをうまく機能させてたモイーズさんは名将なのかもしれない。個人的にはトップ下でふらふらさせる以外には使い道がなさそうな気はするのだが、まあともかく新監督待ち。クラブでも、今をときめく百戦百勝の軍神ファン・ハールが「さっさとクソアフロ売っちまえ」とか言ってるらしく、個人としても正念場。もうちょっとボランチができればいいんだがなあ。




■コスタリカ
今大会最大のサプライズチームは結局無敗のまま大会を去っていった。大会前にはわが日本相手に大逆転を食らい、「コスタリカは弱者。よくぞまぁ、ここまで弱い相手を探したものだと逆に感心したくなる」と俺たちの4231にディスられていたのだが、これ親善試合だったのマジ忘れてたわー、ただの調整試合だったわー。杉山茂樹さん、御呼吸の方はしておられますでしょうか?また、プレビューで「チリポ国立公園」のことしか紹介しなかった俺からも謝罪いたします。ともかく、ばっちり親善試合で調整した後には、本番で実力を遺憾なく発揮。初戦ではスアレス抜きとは言え強豪のウルグアイがぬるーく入ってきたところを、3-1で一蹴。ウルグアイとしては「ちょww おまwww」と言いたいところだろうが、勝負の世界である。勢いに乗ったコスタリカは続くイタリアも沈め、早々に2戦でグループリーグ突破を決めた。誰もが予想もしなかった快進撃だが、運のいいことに次の相手はギリシャ。終了間際のシャカリキギリシャでPK戦までもっていかれるが、そこでも勝ちきり、同国史上初のベスト8となった。ベスト8でもオランダ相手に90分ではスコアレスドロー。延長も守り倒してPK戦までもつれ込み、そこではファン・ハールのクルル大作戦によって沈められたが、PK戦はもうしょうがない。戦術的には基本専守防衛5バックなのだが、そのラインが面白かった。2010年の日本のようにドン引きというわけではなく、細かくライン調整を仕掛けて高さを保ち、オランダ相手には山のようにオフサイドを取っていた。おそらくドン引きでは守れないと踏んだのだろうが、中々できることではない。やはり国内リーグの選手主体だから連携を作るのが簡単だったのか、と思ったが、主力はほとんど国外組。連携を構築したピント監督の手腕が光る。また攻撃でもエース・キャンベルが裏を狙い続け、その隙間でブライアン・彫りが深すぎて瞳が見えない・ルイスとボラーニョス@ヘアバンドの大将がうまくボールを受けて時間を作った。特にブライアン・ルイスとヘアバンドはキープ力が高くて滅多なことではボールを奪われず、その間にラインを上げる時間を作れたのは大きい。大事なのは、当然彼らもハードワークしていたということだ。今回は運もあったと思う。スアレスがいればどうなったかわからないし、初戦を落としていたら次がどうなったかもわからない。ただ、運を引き寄せるのは常に勇敢なチームであり、決断ができたチームだ。コスタリカは割り切った中で戦うことができたので、運を見方にする権利は十分にあった。非常によいチームだった。胸を張って国に帰っていただきたい。国に帰った後は、おそらくわが国を代表するサッカーライターが訪問して謝罪する予定となっておりますので、適当にお相手してあげてください。


・chinkodekakatta ケイラー・ナバス
オチョア、ハワードと並んで今大会あらゆるシュートを弾き続けた守護神。あらゆるシュートが吸い込まれていくオチョアは神がかりだったが、ナバスは特に吸い込まれてたわけではないのが余計におそろしい。5バックで引いてるとは言っても、強国相手にはやはりけっこうチャンスを作られていたのだが、そこに立ちはだかったがこの男だった。雨あられのシュートを撃たれるものの、ほとんどすべてをはじき出し、結局2失点のみ。その止めっぷりに、もしかしたらナバスならば神戸市議会議員の号泣も止められたのではないだろうかと思わせてくれるほど。「シュートは・・・コスタリカ人の問題やないですかぁ・・・命がけでッヘッヘエエェエェエエイア゛ァアン!!!オランダニハワカラナイデショウネエ・・・」。今回の活躍で移籍金もだいぶ上がったらしく、所属先のレバンテは商売する気満々。苦しめられたファン・ハール監督が来季から所属するマンチェスターユナイテッド様、レンタルバックで守護神がいなくなってしまうアトレティコ・マドリー様、ハンダノビッチで商売したいインテル・ミラノ様など、どしどしオファーをお待ちしております。




敗者だか勝者だかもうわかんないな!!
もうちょっとだけ続くんじゃ!

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