Jリーグ分析 「2-0は本当に危ないのか?」 ~ 風呂から出たら口あんぐり ~ | picture of player
2012-11-19 13:04:38

Jリーグ分析 「2-0は本当に危ないのか?」 ~ 風呂から出たら口あんぐり ~

テーマ:フットボール
こんにちは。
5位なのに勝ってしまっていろんなところで不興をこうむってるけど、昨日は最高のゲームだったぜ!すまん!
1点目はどハンドでオフサイドくさかったけどな!!

で、シーズンも終盤に近づいてきましたので、そろそろ暇ネタでも炸裂させたいと思います。
試合の実況を聞いてると、よく
こんなことを聞きますな。

「いやあ、2点差は本当は危ないスコアなんですよぉーほえほえー」

なるほど、2点差から同点に追いつかれた試合をもいくつか見たことがあるし、挙句の果てに逆転!というサポ絶望、監督激怒、選手呆然という3重苦劇場が繰り広げられることもしばしば。
2点差危ないっ・・・!2点差にならないように、着火装置は子供が扱えないように重くっ・・・!という声も消費者庁方面からちらほらと聞こえてくる。

ただ、本当に危ないの?というのが今日のテーマ。
昨年と今年のJを実際に見てみましょうという良心的な俺の記事を読め!読むのだ!

というわけで、調べました。
J1の今年はまだ終わってないので、今まで終わったところで。なぜシーズン後にやらなかったのかというと、そのときまでこの閃きを覚えている自信がないからだ。
30代は今を生きるしかないんだぜ!!

さて、算出の方法だが、以下のとおりとなる。

1.試合中に2点差となるシチュエーションがあった試合をピックアップ
こ れはその試合中に時間帯無視でそうなった場合はすべてそうした。だから、「1-0で来て終了間際に追加点で2-0」という展開でもカウントしている。時間帯とか・・・無理なんだよ・・・そこまで優しくないんだよ、俺は!!だから、「3-3だけど、1点ずつ順番に取り合って引き分け」というような試合はカウ ントしてない。

2.その中で同点、あるいは逆転まで至った試合をピックアップ

1.で抽出した試合の中で、最終的に ビハインドのチームが同点あるいは逆転になった場合を選んだ。なので、「2-0から2点取られて一旦追いつかれたけど、突き放して3-2」という試合はカ ウントしてない。途中経過とか・・・無理(以下略) 結果として追いつかれたか、逆転されたか、ということを重視しました。

では、この下が図でござる!



picture of player-2-0




ざらっと見てみると、気付くのはこんなところだろうか。

1.試合数の大体40%前後で2点差のシチュエーションが起こっている。
2.2012のJ2を除くと、同点、逆転される可能性は10%前後。
3.当然のことながら逆転する可能性は同点よりも低くなる。



まず、1だが、これが妥当なのかどうかは他のリーグを見てみてないとわからない。ただ、けっこうな数の試合で2点差にはなってるのだなあ、ということがわかった。2011のJ1は極めて多いが、それでも50%を超えることはない。

そして、2.の10%前後という数字が多いかどうかというのは微妙なところだろう。危ないと言えば、危ないのだが、逆転にもってかれるまでの試合は最高まで5%になっている。ただ、これがサッカーというゲームの不確実性の上で極めて危険なシチュエーションかというと、そうは絶対に言えない。むしろ、9割は勝てる、という事実のほうが重要だと思われる。もちろん、これはカウントしてないが、1点差のシチュエーションから同点 or 逆転される確率のほうが遥かに高くなるのは言うまでもない。

面白いのは今年のJ2。2点差から逆転された試合が0。同点まで戻した試合も2試合しかない。今年のJ2では少なくとも2点以上差をつけたチームが勝つ可能性が非常に高かった。試合数としてはそれなりの数があったので、一旦2点差以上のビハインドをつけられると、それを跳ね返すことができるチームがほとんどなかった、ということになる。その原因が監督の修正力のなさなのか、2点差をつけることの多いと思われる上位チームの油断のなさなのか、「も、もぅ、だめだよぉ・・・」という選手のメンタル面の弱さなのかは知らん。自分で考えろ!

というわけで、結論としては次の通りとなる。
「2点差は9割くらいの確率でそのまま逃げ切れる。つうかやっぱり1点差とか同点のが危ない」
まあ、当然と言えば当然の結論。
ただ、解説者さんとかは元選手・監督という立場が多く、そういう場合は2点差で追いつかれたり逆転されたりした試合があった場合、その印象が強烈だったため、実際の経験よりも多めにその脅威を見積もってしまうのこともあるだろう。そのため、「2点差は危ない」という格言が生まれたのだと思われる。
J選手の方々は2点差をつけた段階で「やばい・・・これは危ないシチュエーション、締めてかからなければやられる・・・絶対に沈んでいくっ・・・気付いたときには借金まみれ!」と緊張するのではなく、「9割勝てる!シャックのフリースロー確率の2倍!清水さんがぼやく確率とほぼ同等!」と考えて大人なプレーして欲しいものである。
楽にしろよ、Jリーガー。


さて、こんな当たり前の数字だけではつまらないので、今年、去年でどういうチームがこんな状況に陥ってしまったかを調べてみた。以下がその図。


picture of player-j1間抜け


picture of player-j2間抜け


左が2点差から追いつかれたチーム、右が2点差から追いついたチームである。数字がそれぞれの回数でカッコ内は逆転まで至った場合の数だ。これ、追いつくほうがいいかっていうと必ずしもそういうわけではない。当たり前だが、2点差を追いつくためにはまず先に2点取られる必要がある。なので、追いつかれたほうは「間抜け」チーム、追いついたほうは「最初からちゃんとやれ」チームとした。

J2については、各チームに偏りはほとんど見られない。2012は例がほとんどないし、2011も全体の数はそれなりにあるのだが、特定のチームに偏ってるわけではなく。大分と水戸が2回やられて、1回もできてないのと鳥栖の反発力っぷりが目立つ程度。ただ、それも常識的な範囲だろう。

その傾向は2011のJ1でも見られて、各チームで適度に分散している。新潟の搾取されっぷりと2回も追い上げを見せたのだがぶっちぎりで降格した福岡の意味なさっぷりだけが気になるところではある。

注目すべきは今年のJ1。やられるほうは適度に分散されてるのだが、やるほうが偏っている。特に川崎、G大阪はまだシーズンも終わってないのに、3回も2点差から追いついて、1回は逆転している。繰り返す、まだシーズンは終わってないのに。

G大阪は守備のざるっぷりと降格圏内なのに最多得点というデタラメっぷりが、今シーズンの低迷につながっていると思う。ゲームマネジメントをきちんとしてください。Jリーグと俺からのお願いです。

ただ、そのG大阪を上回るデタラメっぷりを見せつけているのが川崎。2点差から追いつかれること2回、追いつくこと3回、そのうち1回ずつで逆転というすさまじい不安定ぶり。得失点差はいまのところ0ということで、そんな安定は全くいらない。ゲームマネジメントの拙さと途中からの強引な修正能力があるというこで、非常にスペクタクルな試合を繰り広げているということですな。サポさんの心情を考えると夜眠れないで昼に眠るほど笑えてくる。


というわけで今シーズンのJリーグ劇場王は川崎で決まり!
是非、来年も不安定な戦いでスタジアムでショック死寸前のスペクタクルを味合わせてください!
Jリーグと俺からのお願いです!




大丈夫か、風間さんで。(追いつかれたうちの1試合、追いついたうちの1試合は望月代行監督だそうです。短い暫定期間で劇場を作り出す望月さんを是非正監督に据えてください、Jリーグと俺からのお願いです!)

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