着物 | Mr.REDMOON 後藤惠一郎オフィシャルブログ K-GOTO'S EYE Powered by Ameba

着物

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着物を着始めて

35年になる‥

二十歳の時に祖母と母が

作ってくれた

「一人前の日本の男だったら着物くらい着れないと‥それに、男の着物姿は
カッコイイから‥」なんて母子で目を細めていた


この当時はこんな風に男の子に着物を作る風習が残っていたように思う‥
正月は着物を着込んで
街で遊んでいた‥


それは特別なお洒落だった‥

以来オレは着物が大好きになったが悲しいかなウールじゃない正絹の立派な大人の装いは‥経済的に出来ないまま長きを過ごした


夢は大島紬の立派な着物を作る事だった(笑)



時が経ち‥チャンス到来!

老舗デパートの外商と付き合いが始まり‥
「立派な着物」が身近に
ちらついた‥とは言え
洋服とは桁違いの高価な
物‥しかも着物は付属にも金が掛かる‥


紐、帯、雪駄‥

巾着、下着、襦袢‥

果ては時計まで‥


とんでもない予算が

外商から飛び出て来た!



大島の反物選びが基本‥

付属はそれから合わせる


しかも羽織りの裏地も

別物で柄は職人の手書き

‥帯など色がついてない


染めもオーダーだった‥




鶯の糞で着物をグリーン

に染め、鉄の錆と泥で

帯を染め‥雪駄も鼻緒の

オーストリッチまで

オーダーメイドしたのだ



仕立て上がりまで半年‥




フルセットで完成!!


カローラが二台買える
(笑)


下着なんか浅草でただ一軒
今でも足袋を作ってる

店までいって


博打打ちが賭博で壷ふり

する時のアノ格好‥


シルクホワイトの正絹の

ダボ上下‥(笑)







贅沢の極致とはこの事!



アメリカ大統領の前でも


アラブの石油王の前でも

格好だけは臆するものか!

‥みたいな(笑)




日本人は贅沢な文化を

沢山持っていた


世界に「雅」という言葉があるだろうか‥?


俺はないと思う‥


男でカローラだよ(笑)

これが女だったら


クラウン、セルシオ

ベンツになっちゃう(笑)

困ったもんだよ‥


銀座の夜の女は金が掛かる

わけだよな‥友達にさえ

なりたくない‥(?)?‥(笑)


これが京都だともう大変

奴らはクラウンどこじゃない‥家が建つくらいだろ


(笑)日本人は恐ろしい

くらいの文化を持つんだよ


洋服の贅沢なんか

浴衣から寝巻のレベル

なんだから


イタリアのスーツくらい

でカッコつけてたら

笑われるだろッ(笑)



本当に金が掛かる雅だよ



‥着物がいまいち

人気がないのは

動き辛いのと着付けと

着こなしが難しい‥


オレは人に教わった


いつ何時役にたてばと

お姉ちゃんの着物の

着付けまで習っちゃい

ましたぁ~(笑)


幾度かは役立ちましたぁ~(笑)



後ね、車の運転は雪駄や

下駄は危険だからね



‥オレはナイキの

モンクを愛用してるよ


足袋でも履けるように

大きめ買うんだよ‥



旧いモデルだが


アメ横や中野ブロードウェイへ行けは今でも見かける事があるからね


またこの靴は着物に
不思議に合うんだ!

街中平気で歩くけど
誰にも笑われた事ないもの

大丈夫だから試してみな!



男子一生の宝にするなら

「着物」を薦める!‥



たった一着を年に一度

一日、二日着るだけ!


なんと贅沢な

なんと粋で格好の良い


そして男らしい

正式の装いか!




死に装束にもピッタリだ!