お次はシマノのブース。
注目はもちろん19ステラSWですが、残念ながらマイナーチェンジの模様。
軽量化が図られ、ドラグ性能や耐久性もアップされているようですが、正直目を引くフィーチャーはなかったですね。
ラインナップも8000~14000番とボディサイズは1種類のみ。
確か現行ステラSWのボディサイズは4種類だったはず。
他のボディサイズは後追いで発売されるのでしょうか?
ここで気になったのは、新たに追加された番手14000PG。
こいつの一巻き当りの巻き上げ量は107cm。
8000HGも同じ107cm。
同じボディサイズでハンドル長も同じ75mm。
違うのはローターとスプールサイズのみ。
これって、巻きの重さは違うのでしょうか?
普通に考えれば、巻きの重さは同じですよね?
力学に詳しい人がいたら教えて下さい(笑)
同じだと仮定すると、14000PGの存在意義はそのラインキャパかな?
これだけのラインキャパを備えても、このボディサイズで8000HGと同じ引き重りでディープジギングできますよってことですよね。確かに上の20000PGになるとボディ重量が800g超えてくるので、リールの重量が地味に効いてきますからね。
非常にコンパクトで、ガンメタのカラーリングが渋いですね。
手にして驚いたのはその軽さ!オールプラスチックで出来ているのかと思うほどですよ。
センシティブな釣りでは、この軽さが武器になるのでしょうね。
クイックレスポンスシリーズらしく、巻き始めの軽さは特筆ものです。
炎月のタイラバ新製品をチェック。
中井チューンの大ヒットにあやかったのか、メビウスカーリーのショート系やツインカーリー等。
これを3年前に商品化できていれば先見の目があったのですが、他社が続々と後発するタイミングでのリリースとなると、正直今更感が否めません。
それとシマノのネクタイは値段が高いんですよ。確かに5個入りですが、内容量を減らしてでも400円台にしなければ、商品力が劣ってしまいます。
写真はとりませんでしたが、タングステンヘッドの新製品に「ヒューストンバクバク」がラインナップ。
非常にユニークなネーミングですが、これ以前発売していた十五夜そのものです。
これを無塗装にして、ネーミングを変えて再販しただけ。
なので、重量ラインナップも十五夜と同じ45~90g。
ドテラ、激流、ディープ、スレた鯛といった昨今のフィールドを柔軟に攻めるため、各社続々と120g以上のヘビータングステンをラインナップしているのに、これは頂けません。
やる気あるのかと疑ってしまうレベル。
これでは、先行するビンビン玉や無双真鯛TG、紅牙ベイラバーに勝てませんよ。
ネーミングでごまかしてはいけません。
炎月のニューロッドであるXチューン。
昨年リリースされた炎月リミテッドと同じくXシート(エクストリームガングリップ)を採用していますが、これって売れているのでしょうか?
私が気づいていないだけかもしれませんが、フィールドで使われているのを見た事ないのですが。。。
右用/左用で別モデルなのもマイナス。
ベイトリールじゃあるまいし、右左で別々に買うなんて馬鹿げてますよ。
私のように両利きの人は、それだけで選択肢から外れます。
Xシート搭載モデルは重量が重いのもダメ。
ダイワの紅牙AGS EXやAIRが100gを切ろうかというレベルなのに、150~170gって下手なスロジギロッドよりも重いレベルですよ。。。
もう一つ、紅牙のスリルゲームがうけたせいか、フルソリッドの細身、ヘナヘナロッドをラインナップしているのも、なんか見てて残念なんですよね。
炎月シリーズに関しては辛口の意見ばかりとなりましたが、近年は迷走しているように見えます。
タイラバは誕生してからまだまだ若い釣り。
日々の進歩が速いのだから、テスターは緩いフィールドではなくシビアなフィールドに出向き、トライ&エラーで製品を作り上げて欲しい。
ダイワが紅牙ブライドを立ち上げるまでは、炎月はタイラバブランドの代名詞だったのですから、来年度は画期的でリーズナブルな新製品を出してくれることを期待していますよ!
其の四へ続く。