ではでは今日は、第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」
ゴレンジャーの敵は、黒十字軍
黒十字軍=仮面怪人を使って全人類を滅ぼし、地球を我が物とすることを目的とする秘密結社。
首領
・黒十字総統=カシオペア座方面からやって来た宇宙人とされる。原水爆もよせつけない不死身の肉体を持つ。ゴレンジャーをも圧倒する絶大な戦闘力を持つが、カシオペアX(エックス)線というある種の宇宙線が弱点であり、その弱点を知られ、ゴレンジャーハリケーン・カシオペアで追い詰められ、彼自身が機械生命体であり黒十字城であったことが明かされる。最終的にはゴレンジャーによる爆薬を積んだバリドリーンとスターマシンの爆発によって滅びた。
幹部
・日輪仮面(第15話~19話)=「アフリカの星」という異名を持つ初代大幹部。アフリカ戦線で連戦連勝の実績を買われ、総統により日本に呼び寄せられた。日輪状の杖を武器とする。勝つためには手段を選ばず、卑怯な作戦を取ることが多い。
最後は、処刑されそうになったと見せかけてゴレンジャーの油断を誘い、味方にイーグルの基地を破壊させた上、1度はアカレンジャーを破る。さらにアカ以外の4人を捕らえるが、怒りに燃えたアカの反撃を受け、ゴレンジャーストームで倒された。
・鉄人仮面テムジン将軍(20話~42話)=ゴビ砂漠から呼び寄せられた「モンゴルの鬼」という異名を持つ2代目大幹部。複数の仮面怪人により構成された「鋼鉄軍団」を率いる。
指揮能力、行動力は黒十字軍の中でも秀でており、部下への信頼、また部下からの信奉も厚いため、鋼鉄軍団は文字どおりの「鉄の結束力」を誇る。
だが失敗が相次ぎ、さらに第42話で地下ミサイル基地をバリブルーンに破壊されたため、総統から火の山仮面マグマン将軍との共同作戦を命じられる。
しかし誇りを傷つけられたテムジンはゴレンジャーに最後の勝負を挑む。瞬時に物体を凍結させ吸着する凍結装置を搭載した装甲服によってゴレンジャーストームを2度も防ぎ、バリブルーンを奪いゴレンジャーに特攻を仕掛けるも、アオレンジャーのコントローラーによりバリブルーンの制御を奪われ、さらに機内温度の上昇によって凍結させたストームが解凍されたためにバリブルーンとともに爆死した。
・火の山仮面マグマン将軍(42話~54話)=。アイスランドのヘクラ火山より呼び寄せられた3代目大幹部。配下に「噴火軍団」を従えている。当初はテムジン将軍との共闘を行うために来日したが、テムジン将軍の死後、本格的に活動を開始する。無敵の移動要塞ナバローンを指揮し、ナバローンを用いた一撃離脱の奇襲戦法と権謀術数でゴレンジャーを窮地に陥れる。
ゴレンジャーに次々と作戦を失敗させられた末に、ゴレンジャーと交戦中にバリタンクにナバローンへの侵入を許してしまい、ナバローンの設計図を奪われ、そのせいで総統に見切りをつけられたマグマンはナバローンを率いて最終決戦に挑むが、コーヒーをかけると浮き出てくる特殊設計図を解析したゴレンジャーにより、爆薬を積んだゴレンジャーマシンでの特攻で、ナバローンを破壊される。やむなく自らゾルダーを率いて出撃するもゴレンジャーハリケーン・タマゴを受け、エンドボールが変化した卵を頭のマグマで茹でて食べて爆発、「こぉ~れは悔しぃ~!!」と断末魔を残して滅び去る。
・ゴールデン仮面大将軍(第55話~第84話)=棺の中で永い眠りについていたが、総統により目覚めさせられた。黒十字軍において将軍の中の将軍たる「大将軍」の地位にある唯一の仮面怪人であり、精鋭を集めた黒十字軍最大最強の「アフリカ軍団」を率いる。
しかしゴレンジャーの妨害により成果は殆どあげられず、最終話では自らの命を犠牲にしてゴレンジャー基地の場所を突き止めるべく金粉となって果てた。
怪人
・仮面怪人=破壊活動の指揮をとる怪人。呼び名は、「○○仮面」
戦闘員
・ゾルダー=一般戦闘員。黒十字軍の最下級の兵士である。
・黒十字忍団(第64話)=ゾルダーの精鋭部隊。ゾルダーより強い「宇宙忍団」という地球外組織の協力を得て結成された強化戦闘員。
黒十字軍の使用メカ
・コンドラー(第35話~)=黒十字総統がバリブルーン打倒のため、ナスカ高原から呼び寄せた小型戦闘機。主にゾルダーが操縦する。バリブルーンと対戦すると必ず一機だけ撃墜されて基地へ帰るのがパターンである。
- ・バットラー(第64話~)=黒十字城の完成とともに導入された空中戦艦。艦首に固定式6連装砲を装備。コンドラーの母艦機能も持ちともにバリドリーンを攻撃する。
- ・黒十字装甲車(第47話~)直径200ミリ以上の巨砲を装備し、バリドリーンなどへの対空兵器としても活躍した。
- ・移動要塞ナバローン(第42話~)火の山仮面マグマン将軍が操る巨大要塞。上部は岩山に偽装されており、地中に要塞の本体を潜ませ、移動する。戦闘時には上部の岩山部分を展開させて、多数のナバロン砲で攻撃する。敵からの攻撃を受けた際に備えあらゆる部屋を切り離せる機能を持つが、それが仇となって設計図を奪われゴレンジャーマシーンの自爆攻撃によって司令室と動力室、武器倉庫を破壊され、大爆発した。
- ・黒十字城(第64話~)=黒十字軍の移動要塞。多数のバットラーやコンドラーを搭載し自らも飛行可能。後期は黒十字軍の本拠地として使用され、黒十字城・バットラー・コンドラーの黒十字軍戦略航空部隊は、イーグルとゴレンジャーを苦しめた。万一の危険に備えてダミーが数機存在するが、その実態は驚くべきものであった。最終話で、バリドリーンとスターマシーンの自爆攻撃を受け大爆発した。
「戦隊シリーズ」最初の敵組織にして、怪人がコメディー的なタイプになっており、物語を毎週楽しめたシリーズです。
明日は、第2作「ジャッカー電撃隊」です。