米国メンフィス動物園の番いのパンダさん。
今年4月上旬に中国への返還が決定していますが、
雄パンダが亡くなってしまいました。
心臓疾患だと言われていますが、
劣悪な飼育環境下で色々と問題視されています。
こちらは雌パンダのヤーヤー22歳。
やつれて毛並みも悪い、勿論表情も。
この動物園で暮らして20年。
随分と酷い扱いをされてきたようです。
丸々としていたら耳がおっきくて可愛い美パンダさんのはず。
日本で生まれ育った和歌山の母パンダ良浜22歳。
食べる事が大好きでえり好みする事なく、食べる食べる食べる…。
それでも125kgを誇る上野の母パンダ真真より小柄な110kg。
コロンコロンしていておてんばで可愛い。
精一杯のお世話をした22年の賜です。
飼育員さんが茶色なのは「元気な証」と言っていました。
よく食べ、よく寝て、よく遊ぶ=茶パンダって事でしょうか。
ヤーヤーは元気で茶色いのではない。
衛生状態もかなり悪いのが分かる。
写真のヤーヤーは絶望感に溢れている。
パンダは年齢の3倍なので2頭とも還暦ちょっと過ぎ。
同い年で滞在先が和歌山とメンフィス。
こんなにもパン生が違うなんて…。
中国国内でも「早く帰っておいで」との声が大きいようです。
この状態で太平洋を横断するのはどうなのだろう。
衰弱した身体で耐えられるだろうか…。
隣国の日本からでも移送は大変だったようですからね。
それこそ1日掛かり。
幸い90歳と言われる永明さんは無事に到着しましたが…。
良い竹とおやつ、パンダ団子を与えてやって欲しい。
パンダに限らず、動物は言葉を話せない。
その気持ちを伝えることも、劣悪な環境から逃げ出す自由もない。