最近、ネタになるような話もないですし、直腸がんブログなのにあまりそんな話も書いてないので、今回ちょっと、直腸がんが見つかる前の話でも書こうかと思います。もしかしたら、過去に書いた投稿と重複すると思いますが・・・。

 

2018年夏に直腸がんと診断されました。その3~4年前から血便があり、当初は痔と診断されていました。1年に2回ほど、就寝中に肛門が痛くて起きたことがありましたが、痔のせいだと思っていました。

 

2017年夏ごろから、気が付くと下着に小さな血痕がつくようになりました。心配になって病院に行きましたが、プライマリードクター(かかりつけ医)は、痔のせいだ、と言っていました。

 

僕のかかりつけ医は、アジア系の女性の先生です。それまで僕は日本人医師の経営する、個人クリニックにお世話になっていましたが、日本人の間では色々と噂になり、ちょっとお医者さんを変えようかな、と思ってました。そして奥さんのかかりつけ医である、このアジア系の女性の先生に診てもらうようになりました。

 

この先生、とっても親身になって診てくれますが、痔の検査をするときは「肛門鏡」というのを使います。肛門に挿入して肛門内部を見ることができる器具です。この器具、目視で内部が見れるのはいいのですが、奥まで診ることができません。

 

だからきっと、この時すでに癌ができていたんだろうと思うのですが、見つけられなかったのかな、と思うのです。

 

それから2018年5月頃になって、下着の血痕の量は増えていき、さらに尾てい骨の近辺も痛みが出てくるようになりました。血痕は「痔がちょっとひどくなっているのかも」と思い、尾てい骨は、朝夕の1時間の車通勤で腰痛か、と思っていました。

 

そして2018年夏に日本での人間ドックとその後の日本の肛門科での診察で発見された、という経緯です。

 

あの時、無理言って内視鏡検査をお願いしておけば、という反省もありますが、心のどこかで「きっと大丈夫だよ」と言い聞かせている自分もいたので、自業自得、というか仕方がなかったことかな、と思います。

 

また、アメリカでは50歳までは余程のことがない限り、内視鏡検査は行われませんし、かなり高額なので保険会社がサポートするかどうかも不明です。医者も、保険会社を説得できるだけの理由がないと内視鏡検査を勧められないんだと思います。

 

でも日本では、そうした保険会社との駆け引きもないでしょうし、希望すれば受けさせてもらえるでしょうから、もし今、このブログを読んでくださっている方で、血便や下着の血痕、腰の痛みなど、同じような症状がある方がいらっしゃったら、是非是非、内視鏡検査を受けていただきたいと思います。

 

アメリカ在住の方でしたら、内視鏡検査を受けさせてもらえるように、なんとか医師を説得していただきたいと思います。

 

うんうん、なんか直腸がんブログっぽくなりましたね(笑)