山梨労働局はこのほど、6月の県内有効求人
倍率(季節調整値)が0・55倍だったと発表した。前月比0・02ポイント下がり、3カ月連続の低下となった。
同局によると、有効求人は9567人で同2・7%減、有効求職者も1万7273人で同0・2%減だった。
新規求人は3801人で同0・9%増。産業別(現数値)では、イベントスタッフなど一時的な非正規求人が多かったため、前年同月比で、サービス業が41・0%増えたが、建設業58・5%▽製造業13・2%▽運輸・郵便業26・7%▽宿泊・飲食サービス業31・7%--といずれも減少した。
正社員の有効求人倍率(同)は0・33倍で前年同月比0・01ポイント上昇したが、有効求人は4062人で同0・9%減、パートを除く常用の有効求職者も1万2314人で同5・3%減だった。新規求人
も同21・5%減の1433人。新規求人に占める正社員の割合も35・9%で同4・4ポイント低下した。
同局は「製造業は受注・生産が堅調だが採用には慎重。正社員求人は今後も低く推移すると予測され、県内雇用の改善には時間を要する」とみている。【岡田悟】
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