高校生の求人数、前年同期比9%減 | アルバイト/求人ニュース記事

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来春卒業予定の高校生を対象とした求人受付が始まった6月20日から24日までの5日間に、全国のハローワークへ申し込みがあった高校新卒者の求人数は4万346人で、前年同期に比べ9%減となっていることが8日、厚生労働省 の取りまとめでわかった。


東日本大震災の被害が大きかった宮城県は486人で28・1%、福島県は297人で41・1%の大幅減だった。厚労省 は「震災の影響が大きい上に、節電対策で景気 動向の先行きが不透明になり、採用計画の策定が遅れたり、採用を控えたりする企業が出ている」としたうえで「今後も被災地の沿岸部を中心に厳しい雇用情勢になる可能性が高い」と分析している。

 都道府県別にみると、前年同期比で減少が最も大きかったのは福島で、続いて広島県(752人)の36・2%減、群馬県 (690人)の29・7%減。東北と関東では大半が前年同期の求人数を下回った。

 被災地の岩手県は416人で同比20・6%増となったが、厚労省 は「県内陸部の製造業が回復しており、企業に対し早めに求人 を出すよう協力してもらったためで、最終的な求人は厳しくなる可能性が高い」としている。

 一方、全国の大学190校に対し、厚労省 が5月中旬に求人 状況をヒアリングしたところ、全体の44%にあたる83校が「前年同期より減少している」と回答したことも分かった。増加していると回答したのは32校で17%にとどまった。


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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/517069/