こんにちは、心理カウンセラーの伊藤憲治です。
ペットがもたらす癒しの力は、多くの方が日々実感するものですが、科学的にもその効果が裏付けられています。
「ドッグセラピー(アニマルセラピー)」は、犬との触れ合いを通じて心身の健康をサポートする方法として、うつ病や不登校、ストレスなどに悩む方々に寄り添い、支えとなる存在です。
今回は、学術的な視点からドッグセラピーの効果をお伝えするとともに、私の愛犬「ラブくん」がボランティア活動を通じて関わった実例をご紹介します。
1. ドッグセラピーの学術的な視点
ドッグセラピーは、触れ合いや交流を通じて以下のような効果があると研究で報告されています:
-
ストレスの軽減
犬を撫でることで、幸福感を高めるホルモン「オキシトシン」が分泌され、ストレスホルモンであるコルチゾールが減少します。 -
心拍数と血圧の安定
犬との触れ合いが自律神経を整え、リラックス効果をもたらすことで、心拍数や血圧が安定します。 -
孤独感の軽減
人間関係が難しいと感じる方でも、犬の無条件の愛情を通じて安心感を得られ、孤独感が和らぎます。
2. ラブくんと私のボランティア活動
私はセラピードッグトレーナーの資格を持ち、愛犬「ラブくん」をセラピードッグとして育てています。
ラブくんは、その穏やかで人懐っこい性格から多くの方に安心感を与えてきました。
現在、ラブくんとの活動はボランティアとして限定的に行っており、サービスとしての提供はしていません。
無理のない範囲で活動しています。
3. ラブくんがもたらした実際の変化
-
うつ病と診断され引きこもりがちだった方の事例
長期間うつ病に苦しみ家から出られなくなっていた男性が、ラブくんとの触れ合いを通じて少しずつ外出できるようになりました。ラブくんの穏やかな存在が男性の心を癒し、「また外の世界に触れてみたい」という気持ちを引き出すきっかけになったのです。 -
不登校のお子さんの事例
学校に通えなくなっていた子供が、ラブくんとの時間を通じて安心感を得られるようになりました。そして学校に行く途中まで一緒にラブくんと行くことで「ラブくんと一緒なら大丈夫」と自信を持ち、少しずつ学校へ行けるようになった姿を見たとき、改めて犬の癒しの力を実感しました。 -
不安障害と診断された方の事例
人とのコミュニケーションに強い不安を感じ、外出することすら難しかった方が、ラブくんとの散歩をきっかけに少しずつ変わり始めました。ラブくんと一緒に歩くことで、お散歩仲間との挨拶や会話が自然に生まれ、「人と話すことへの恐怖心」が少しずつ和らいでいったのです。犬という存在が人との間に安心の架け橋を作り、社会とのつながりを再び築くサポートとなりました。
4. ドッグセラピーがもたらす安心感
ドッグセラピーは、単なる癒しにとどまらず、人が持つ本来の力を引き出すきっかけとなります。
犬たちは言葉を持たない分、私たちの感情や状態を敏感に察し、寄り添ってくれる存在です。
ラブくんを通じて、その力を必要としている方々へ、ボランティア活動を通じて届けていきたいと思っています。
おわりに
ドッグセラピーの魅力は、誰もが感じられる「無条件の安心感」と「人を前向きにする力」にあります。
これからもラブくんとともに、少しでも多くの方が心の重荷を手放し、笑顔を取り戻せるようボランティア活動を続けていきます。サービスの提供は行っておりませんが、ドッグセラピーに興味がある方やお話を聞きたい方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ReCocoro(リココロ)へのお問い合わせはLINE公式からどうぞ。