悲しみを抱えたお母さん、ひと休みなさって下さいね。休んで、またここから始めましょう。

ひと休みして、またここから始めましょう。

不登校のお子さんとの関係性に悩むお母さん専門の心理セラピスト渡部幸美です。

自分の気持ちも大切になさって下さいね。

子どもの為に栄養面や好きなものを考えて、ご飯をつくっても、まったく手がつけられていない時。

おはよう～と挨拶しても、何も返事が返ってこなかった時。

「こんなにがんばっているのに、どうして分かってくれないんだろう・・・」と、悲しくなりませんか？

実体がない心は、自分でも気付かない間に悲しみでいっぱいになっているかもしれません。

悲しくても、子どもの前では泣けないし、我慢することが多くなるかもしれません。

そのお気持ち、分かります。

でも、お母さんも泣いていいんです。「悲しいよ～」って言っていいんです。

自分の気持ちも大切になさって下さいね。

そして、お母さんが食べたいもの、欲しいもの、やりたい事など、自分の心が喜ぶことをたくさんしてあげて下さい。

お母さん、休んでいいんだよ

私が不登校だった時のことです。

仕事をしながら、毎日3食ごはんをつくり、掃除や洗濯をし、学校と連絡をとりあい、夜は不登校に関係する情報を集める。

家には、元気がなくて、しょんぼりしている私がいました。

母が心の底から、休まる場所はありませんでした。

それでも母は、私に元気になって欲しくて、一緒に服を買いに連れていってくれたり、散歩をしたりと時間をつくってくれていました。

いま、当時の母を思い出すと、いつも疲れた顔をしていたな・・・

私が大人になり、母になったからこそ分かる母親の気持ちがあります。

子どもの心と身体が元気になって欲しいという親心から、つい自分の心は後回しになってしまう事もあるかもしれません。

今、あの時に戻れるなら、お母さんに言いたい。

お母さん、休んでいいんだよって。

お母さんが食べたいモノ、欲しいモノを買っていいんだよって。