不登校になったのは誰のせいでもありませんでした。

不登校のお子さんとの関係性に悩むお母さん専門の心理セラピスト渡部幸美です

親のせいでもないし、自分のせいでもありませんでした。

今日は不登校の時に感じていた事、思っていた事について書こうと思います。

私は不登校になってから、「こうなった（不登校）のは父と母のせいだ！」そう思っていました。

そして、なぜか父と母のせいだと言いつつも、両親に対して、「学校に行けなくてごめんなさい」という謎の罪悪感も感じていました。

今、その時のことを振り返ると、父と母のせいにする事で、「自分で選んだ道ではない。だから私は悪くない」と、学校を休んでいる現実から目を背けていました。

なぜ、父と母のせいにしていたのかというと、理由が欲しかったからです。

正直なところ、今でもなぜ学校に行けなくなったのか、これ！という原因は分かりません。

ただひとつ、言えるのは、両親のせいにしながらも、不登校になって、両親を喜ばせられない事に罪悪感を感じていたという事です。

私はどうしたいのか、自分の気持ちが分かりませんでした。

振り返ると、なぜ学校を休むのか、その理由が自分でもよく分からないからこそ、心のモヤモヤをスッキリさせたくて、距離が近い両親のせいにしたのかもしれません。

原因を探せば探すほど、「きっと、あの時こう言われたからだ！」「たぶん、あの時の○○のせいだ！」と身近な人を悪者にする

事で、幸せな人生からは遠くなっていました。

そして、心理学を学び、気づいたことがあります。

それは、父と母のせいでもなくて、自分のせいでもなかったという事です。

思い込みや捉え方が大きく関係していました。

誰が悪いのか、何が原因なのかではなく、「私はこれからどうなりたいのか」「どんな人生を送りたいのか」

自分の心の声に目を向けて、日々を過ごしていきたいと思っています。