この3連休は雪よせしているそばから、ドンドン

積もって大変でしたね。もう、クタクタですガーン

冬でなにが大変かといえば、そう、“雪よせ”ですよね。

秋田では雪をよける除雪作業のことを「雪よせ」といいます

が、どうやら同じ雪国でも、それぞれの地域で違う方言が

あるようです。

今回はそんな、“雪よせ”を意味する方言について調べて

みました。

●北海道は「雪はね」・「雪なげ」・「雪かき」

北海道では「雪かき」といいますが、同じ北海道でも

別の呼び方をするところもあります。

たとえば「雪はね」。スコップで雪をすくって、

“はね飛ばす”様を表しているようです。

除雪機を使うときも、まさに雪をはね飛ばして

いますよね。気温がかなり低いと、粒が細かく

さらっとした軽い雪質になり、はね飛ばしやすいです。

「雪はね」は、気温が低く軽めの雪が降る、北海道の

内陸で多く使われている方言のようです。

また、同じ北海道で「雪なげ」という方言もあります。

秋田でも「雪なげ」というところありますよね。

雪を放り投げるわけではありません。

北海道弁で「なげる」=「捨てる」、つまり

「雪なげ」は雪を“捨てる”という意味。

雪かきをして集めた雪は、雪山や用水路などに捨てる

のが一般的。雪をまとめて捨てる場所のことを

「雪なげ場」ともいいます。

気温が高めで、湿った重たい雪が降る、北海道の日本海側

で多く使われている方言のようです。

●秋田県は「雪よせ」

秋田県では、雪かきを「雪よせ」といいます。

雪を“寄せる”という意味なのだとか。

たしかに、除雪車や手作業で雪かきをするときも、

雪を寄せながらよけます。どのように除雪作業をする

のかを表している言葉のようです。

●山形県は「雪はき」・「雪のげ」

山形県では、雪かきを「雪はき」というそうです。

雪を“掃く”という意味でしょう。

「雪のけ」「雪のげ」という地域もあるようです。

●福島県は「雪かたし」

福島県では、雪かきを「雪かたし」というようです。

雪を“かたす”、つまりは雪を“片付ける”という意味の

言葉なのだとか。たしかに雪を片付けることで、家から

出られて、スムーズに歩けて、視界も良好になります。

●新潟県は「雪のけ」・「雪ほげ」・「雪ほり」

北海道と同じく土地が広い新潟県では、「雪かき」

について、地域ごとに違う方言があるようです。

新潟県の北側に位置する下越地方では「雪のけ」、

中央に位置する中越地方では「雪ほげ」、南側に位置

する上越地方では「雪ほり」というそう。

「雪ほり」は中越地方でも使われており、豪雪地の屋根

に積もった雪を掘って除雪するため、こう呼ぶのだとか。

●石川県・富山県の一部では「雪すかし」・「雪どかし」

隣接している北陸地方の石川県と富山県の一部では、

共通する方言が使われています。

そのひとつが「雪すかし」。“すかし”という言葉の意味を

調べてもはっきりとしたことはわかりませんでしたが、

雪を“空かせる(すかせる)”、雪が降り積もった場所を

“空ける(あける)”といった意味があるのかもしれません。

そしてもうひとつ、共通する方言が「雪どかし」。

“どかす”という言葉は全国共通で通じるので、雪をどかす

様子がイメージとして思い浮かびますよね。

●岐阜県の一部では「雪またじ」

岐阜県の飛騨地方では、雪かきを「雪またじ」といいます。

“雪を片付ける”という意味だそうです。

岐阜県高山市では、毎年冬に『歩道の雪またじ運動』が

おこなわれています。

歩道にスコップを置いて、困ったときに誰でも雪を片付け

られるようにする、という取り組みです。

スコップが歩道にあるのを目立たせるため、道路脇に

カラーコーンを置いて目印にしているそう。

地域の取り組みにも用いられるほど、方言が浸透して

いることがわかりますね。

同じ雪国出身でも「雪かき」の話題を出したときに、

方言の違いでどこに住んでいたのかがわかりそうです。

今日から、気温が高い地域もありますし、除雪作業中

のケガや事故などもあるので、雪よせは十分に気を

つけておこなってくださいね。



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