振り向かないで 覚悟はいいかい

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セッションでは、どんな話しが飛び出すかわかりません。

クライエントさんが「こんな話しをしよう」と思いながら入室しても
描いたとおりでないことも多いようです。
それは、話している内に忘れていたことを思い出したり、
カウンセラーがきいたことに応える中で、新たな課題が見つかり
視点が変わったり、話しが深まることが多いからです。

想像していたことと違ったとしても、二人で創り上げる時間に共通するのは、
クライエントさんが抱える課題をクリアするため…という目的です。

今日もその目的に向かいお話を進める中、
セッションの終盤にクライエントYさんの心にふと浮かんだ歌詞から
話しが広がりました。

「振り向かないで 覚悟はいいかい」

アムロちゃんが歌う曲の一節だとのこと。

「振り向かないで」の意味はわかるけど
「覚悟」ってなに?
…ということになりました。

「え?なになに?わから~ん…」
…と意味を紐解いて行きました。

「振り向く」というのを「過去」に対して…と仮定すれば
「過去を振り返るな」…ということ?

では、それに対する覚悟って???

こうかも…と収束した話の行方は
人は過去を振り返り
「これまで~~だったから、これからも~~だろう」とか
「あの時~~できなかったから、今度も~~できないだろう」
などと、過去の延長線上に自分の未来を置いてしまいがちです。

その意味するところは「変化しない自分」を維持することです。

良くなる、悪くなるにかかわらず人は変化を怖がる傾向にあります。
「このまま」にとどまってしまうことで変わらない安心を得ているのですね。

過去にできなかったことが、今回もできないと
「ほら、やっぱりできない」…と自分ができない(予想がはずれていない)
こと
検証しながら生きています。
「できるかもしれない!」…と希望の光を見出すより
「どうせできない」と前と同じ、変化しない自分を描いてしまうと予想は外れにくい。

頭では「成功を祈りながら」
心底で「どうせダメ」…と思っていると、
そちらに導かれることが多いのです。

このことを歌詞に当てはめると
覚悟というのは「変化」に対することではないか?…ということになりました。
どんな過去があっても、
これから私は過去と同じ道を辿るのではなく
新しい未来を生きるのだから…という気持ちを促されているような気持ちになりました。

昔はピン!こなかった曲も
今のYさんにはかなりフィットしたようです。

未来は何が起こるかわからない。
過去と未来は違う…ということは理屈ではわかっているものの
これを言葉化すると、より強く心に刻まれるのですね。

※上記掲載については、Yさんの許可を頂いています。

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