先日の12日に皮切りとなりました我が作品展。
2年半前の金沢以来の開催は名古屋spazio ritaであります。
オープニングパーティも上々の盛り上がりでした。
そして昨日13〜17日までは17:00〜23:00までオープンしてます。1ドリンクオーダー必須でゆっくり作品を眺められます。
今回、額制作を旧友である山梨studio treeに依頼。古材で作ってと依頼したけど、想像を軽く超える出来栄えに大満足&作品を見事にグレードアップしてくれました。
SNS等でも拡散してくれたら助かります。
確かに美術館などでもタイトルと解説付いてますしね。会場には18日のクロージングパーティの日まで行けないのでよろしくお願いします。
写真の質が悪いですが、やはり作品は生で見て貰うのが一番です。写真には〜写らない〜美しさ〜があるから〜🎶
リンダリンダなラインナップ。
公衆の面前で暗殺される寸前に撮られたケネディ大統領です。
トランプがその暗殺事件に関する調査資料の公開を先日認めたとのことで制作。
INVESTIGATION 調査 →BEGGING OF THE END 終わりの始まり
この調査が終わりの始まりとなるのか!?否か。
そして下部、
”CHARLIE DON'T SURF ”
ちょいちょい見かけるフレーズです。
このCHARLIEと言うのはベトナム戦争時のアメリカ軍の敵であった北ベトナム軍を指します。他にはベトコンとも呼ばれます。
映画'地獄の黙示録”にてサーフィン大好きな軍曹が、サーフィンをしたいが為に村を焼き払う愚行をしていました。その軍曹の放った言葉がCHARLIE DON'T SURF (ベトコンがサーフィンするわけないだろう)です。
BOOとブーイングするベトナム兵士たち。
スカルコスプレのチャーリーブラウンがfeat.
上には先ほどの地獄の黙示録でチャーリードントサーフと言い放った軍曹のもう一つの言葉、
朝のナパーム弾の匂いは格別だ。が in。
アメリカが生んだキャラが誰よりも早く逃げてます。GREAT ESCAPE。
正に混沌と混乱と狂熱の最中。
過去の歴史を眺めてもアメリカが干渉することによって戦争は激化、それを繰り返してる。そして現在の日本とアメリカと北朝鮮の関係は?!
平和憲法である日本国憲法序文とアメリカ合衆国憲法の序文が並べてコラージュされてます。
闘う意識丸出しの姿ですが、それより自由へ向けてGREAT ESCAPE大脱走して貰いたいとの気持ちで、文字入れしました。
下部は、
ベトナム戦争時も南北戦争と同様に黒人兵士が矢面に立たされたそうです。
南北戦争時のそんな状況を嘆き歌ったのがBOB MARLEYのバッファローソルジャーです。
ベトナム戦争を象徴する迷彩柄と言えばタイガーストライプですが、下地にそのタイガーストライプをステンシルで表現しました。
もうバカにならなきゃやってられない?!
と、銀河鉄道からメーテルさんが仰ってます。
ダリが自前のヒゲをネコのようにピンピンに立ててたので、いっそのこと、日本を代表する猫であるニャロメ先生を被せておきました。
映画 羊たちの沈黙シリーズの強烈キャラ。
アートカニバリズムとして、人を食ったような発想やアイデアを感じるアートを!との思いで組み合わせてみました。
ヘリを誘導する兵士の背中にはHATE&WAR。
THE CLASHのジョーストラマーが着ていたツナギに入っていたメッセージ。
ベトナム戦争時のアメリカ兵士の服やヘルメットにはWAR is HELLなどと書かれたりしてました。
戦争の現場が如何に悲惨かを教えてくれます。
しかし、ココはカンボジアではなく、これは微笑みの国”タイ バンコク”です。
ベトナム戦争から派生した歪みはアジア諸国にも多大なる影響を及ぼし、タイでは右翼と左翼の争いまで。その結果の悲劇を捉えた写真です。
後ろの学生たちは皆微笑みを浮かべている。
EXTREAMISM 過激思想、ANT LION アリジゴク 、正にゆっくり過激思想にハマる様はアリジゴクに堕ちるかの如く。。。
親やライバルからの凡ゆるプレッシャーをハネのけて羽ばたいた瞬間の表情。
RISE ABOVE 上昇する
北ベトナム軍と南ベトナム軍同士、すなわち同じ国の同士が殺し合い。アメリカは共産主義の北側でなく、南側についた。
WAR ON ERRORISM 戦争が招いた誤作動
アメリカ黒人ギャングの殺し合いなどに見られる同士討ち。
コレはやはりアメリカの闇がもたらしたDESTINY(運命)? 背景にはvintageのディズニー包装紙のプリントを。
近い将来こんな日が来る?!そう思わずにはいられない状況です。
ICE CUBEの歌の一節を、ある黒人夫妻の写真と共に。
あれは良い日だったと言えるように。
it was a good day.
break through the door ドアを打ち破れ
安堵と達成感、終わりの始まり。
そんな気持ちが入り混じって書きました。
南アフリカにおける人種隔離政策、アパルトヘイト撤廃に身を投じた英雄。ノーベル平和賞受賞。
SKAバンドのSPECIALSも曲や反差別イベントでマンデラをサポートしてました。
I AM A MAN.
これほどまでにシンプルで力強さを感じるメッセージ体はなかなか無い。
蔑む目を注ぎ、ココはお前の来るところではないと言わんばかり。実際にthis is white areaやwhite onlyと掲げられた施設、店、場所も沢山あったようです。
隣の人はひたすら黙るのみ。沈黙は悪です。
載っかる言葉はアメリカンエキスプレスカード。ブラックカードのゲットの仕方。
さて、果たして上の手からその言葉が放たれてるのか?
それとも路上の男から放たれてるのか?
どちらに捉えようが皮肉となる。
南アフリカであった酷い人種差別アパルトヘイトからのEMANCIPATION 解放。
THINK OUTSIDE THE BOX 既成概念に囚われない。
下部は、
目には目を、歯には歯を。と言ったマルコム X。
PUBLIC ENEMYの曲、FIGHT THE POWERが最も似合う黒人指導者。
上部のブルーの文字群はTHE DOORSの歌ったTHE ENDの歌詞。映画 地獄の黙示録の劇中歌。
当時物議を巻き起こした歌詞の内容は正にセンセーショナルでした。
下はご存知キャンベルスープ缶。
ウォーホルも好んで作品に用いた実にアメリカらしい商品パッケージ。
その中に戦火を免れ逃げるベトナム家族。
逃げられる?その脱走も所詮アメリカの手の中?!
雑誌 ESQUIREのタイトルをESCAPEに。
そのお隣は STRANGE FRUIT。
アメリカにて黒人たちが差別、迫害、そして殺害され続けてた1900年代初めの南部。
木に吊るされた死体は奇妙な果実と言われた。
そんな状況を嘆いた詩に曲を付けて歌ったのが世界最高峰のジャズシンガーの1人であるビリーホリデイ(右下)、そしてその歌を絶やしてはいけないと歌い繋いだのが、ジャズシンガーのニーナシモン(左下)。
右上にはKKKが車から首吊りロープを出してアピール。それらを取り囲むように黒人たちの闘う姿やメッセージをまとめました。
続いては説明不要、ビートたけしの映画 ソナチネのラストシーン。
その下はRAMONESが掲げたメッセージ、”GABBA GABBA HEY” お前はもう仲間だ!の意。
supreme風に SPRECHCHOR シュプレヒコールとは、ドイツ語を元にした日本の造語。デモや集団で同じメッセージを掲げて繰り返しアピールする行為のこと。
その下の顔は映画 地獄の黙示録のマーロン ブランド。エリート軍人だったカーツ大佐がベトナム戦争の悲劇と矛盾に悩み、悟りを開き、教祖と化してカンボジアのジャングルの奥地にて自分の理想郷を作りあげた。果たしてその結末は…?!
THIS is THE END
その下のあどけない少女。未完成の美。多感な思春期をグランジなエフェクト文字で表現してみました。今話題の写真家テリー・リチャードソンが過去に見出した、現在は引退しているモデル、スーザン・エルドリッジの少女時代。
野郎、地獄に堕ちたど。は、70年代のパンクバンドTHE DAMNEDのドキュメンタリー映画の邦題”地獄に堕ちた野郎ども”をモジってみました。
DAMNEDのバンドロゴ風にTHE ENDで〆。
会場に展示してある作品は全てFOR SALE対象です。
会場に価格表もありますので、気になる作品があれば是非とも。素晴らしい額とセットであります。
更に、50部限定のzineもあります。
以上、今回の作品展に合わせて制作すた作品の解説でした!
18日まで名古屋のspazio ritaにて開催中です。
よろしくお願いします!!
バイバイ、またね。