本日のリアライズ!!マセラティ クアトロポルテ スポーツ GTS 販売準備です!! | Real-ize. リアライズのブログ~ 本日のリアライズ~

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静岡県富士市にて欧州スポーツカーをメインに販売、買取、メンテンナンス等を行わせて戴いている中古車屋の日常を綴っています。

お世話になります。



昨日、師匠が届けて下さったクアトロポルテ GTSの販売準備です。



工場でリフトを借りて下回りを点検致しました。



パワステポンプからフルードが滲みやすい傾向が御座いますが綺麗でした。



ベルトは少し古そうなので交換しておいた方が良いかも?



タペットカバーからの漏れがお約束ですが液体ガスケットが後から塗ったような感じで交換されているようで滲みも御座いませんでした。



AT周りもOKです。



コネクターハウジングからの漏れも御座いません。



サスペンションのスプリングシートもしっかりしていました。

GTSはスカイフックではなくビルシュタイン製の減衰固定式のサスペンションが付いています。



タイヤはPIRELLI P ZEROで残り溝も十分残っておりますが



残念ながら2016年製造でした。

こんなタイヤでは本来の性能を発揮出来ませんので交換ですね。



GTSは車高が低いのでバンパーの下回りを擦った痕が多そうなイメージですがとても綺麗でした!



ポジション灯がLEDに交換されていたりお好きな方が大切に乗られていたようです。



戻ってTEXAで診断です。

殆ど乗られていなくてバッテリーを上げたか?低電圧の状態が長かったのか低電圧によるエラーが沢山御座いましたが



低電圧だけなのでリセットしておきました。



エラーが消えたらTPMSも復活致しました。

TPMSユニットにエラーが残っているとキャリブレーションを受け付けません。

復活したとは言えタイヤが2016年ということは交換されていたとしてもその頃だと考えると機能しているのが奇跡w

センサーも4箇所交換ですね。

とりあえずOK!と言いたいところですが見落としが一つ





センターマフラーが社外でした!

GTSは純正で可変バルブ式のマフラーが装備されているのですが、妙に良い音がすると思ったらストレートになっておりましたw



点検を終えて試運転へ行って参りました。

SPORTにすると可変バルブが開くのですが、そのエキゾーストノートがとにかく美しい!



普段、窓を開けて走ることはないのですが窓を開けて響く音を聞きたくなります。

音が聞きたくてMTモードにしてパドルで遊んでしまいましたw

センターパイプは戻そうかと思ったけどこのままで良いか?w



市内を1周して戻って参りました。

運転していて過去に販売させて戴いたクアトロポルテを仕入れた頃を思い出しました。

2万kmとか3万kmの低走行でワンオーナー、ディーラー整備の良質な個体だけ仕入れていたのでどれもシャキッとしておりました。

その頃から何年も経っているので厳密に言えば時間の経過分の経年劣化はあるのでしょうけどその頃に感じた良さが感じられました。

さて、その頃に戻った気分で内装のベタベタを直さないとw



ガレージからご納車準備中のアルピナ B3を持って参りました。

ヘッドライトのキャンセラー問題の続きです。



用意させて戴いたBELLOFのバルブが12V/24V兼用だったので12V専用のH1バルブを取り寄せました。

ファンやヒートシンクレスのH1バルブが少なすぎ(泣

その中で得体のしれない中華バルブは除外してHID屋さんのバルブを選びました。





BELLOFバルブよりワット数が大きかったので明るいです!

12V専用で電圧の差はなし、ワット数が上がったので本来の55Wとの消費電力の差が減ったので抵抗も小さくて済む

これで大丈夫でしょう!!



と自信たっぷりだったのにLOW BEAM FAILURE・・・(泣

何回計算しても抵抗値は間違っていないはずですし12V/24Vの兼用というのも違った。

テスターでコーディングなんて年式でもないし。

どうにかならないか助けを求めると作業したことがある方から

大変だから止めた方が良いと。

オンボードの自己診断システムが絡んでいるからか分かりませんが抵抗を測って繋いでも消えないそうです。

市販のキャンセラーを何個か繋いで抵抗に抵抗を重ねて消したそうですがあまりの発熱っぷりに止めたそうです。



たしかに8Ωや6Ωならまだ現実的ですが4Ωくらいになると実際の発熱具合が大丈夫か心配になりました。

テストでしか点灯していないので点けて確認して切ってのちょっとした時間でも触れないほど熱くなりますので長時間ライトを点灯していたらかなりの熱さになります。

CHECKが点灯するのは1分程度で勝手に消えて点灯しっぱなしで不便さはないと思うのでキャンセラー対策はこれ以上深追いしないことに致します。

ちなみに昔はキャンセラーが販売されていたそうです。

ただ発熱の問題で直ぐにダメになったり長時間点灯していると熱でダメになって警告が出たりトラブルも多かったそうです。

メタルクラッドで消せると思いましたが甘かった(泣



キャンセラーは残念ながら対策出来ませんでしたが警告が出ないハロゲンに比べてとても明るいので夜間のドライブの視認性はとても上がっているはずです!



先日取り外した964 カレラ4の触媒です。

O2センサーが焼き付いていて外した際にネジ山が傷んでしまったので補修致しました。

M18なんて大きなサイズのタップを持っておりませんので借りましたw



回して戻して抵抗感のある箇所をグリグリしてタップを立て直します。

元の綺麗なネジ山に戻ったので新しいO2センサーをしっかり取付けられます。



Snap onさんが注文していたつなぎを届けて下さりました。

どうせ真っ黒になるのでワークマンでも良かったのですがw



衣装だけ一丁前とならないように技術力を高められるように頑張りますw



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