私は中学~大学まで外国語コースとか英米文学科に所属していたので
英語や外国というのが、より身近な環境にいました。
だから私のクラスメイトは留学経験者が多数。
国際結婚したり、(英語圏問わず)海外に住んでいる人もいます。

私自身も海外(特にアメリカ)に対して強い憧れがありました。

 

中3の時に両親に頼み込んで2週間アメリカアメリカでホームステイさせてもらいました。
本当に素晴らしい経験でした。爆  笑爆  笑キラキラ

その流れで大学も英米文学科に入学したのですが、

大学に行かせてもらったにもかかわらず
部活(軽音部)が楽しくて、勉強そっちのけで音楽をしていました。
だから英語の勉強は全然せずあせるあせる

それでもどこか外国にあこがれている自分がいて
留学するクラスメイトを横目で

いいなあ。私の家もお金持ちなら留学できたのに
なんて思っていました。

学生の頃の私は、すごく視野が狭くて
・学費も留学も親にお金を出してもらうもの

・若いときに留学すべき
という考えでした。


今思えば、アルバイトを真剣に頑張って貯金をコツコツしていけば、留学費用は稼げたかもしれません。
でもその頃は、アルバイトも勉強も手を抜いたりするのがかっこいいと思っていたので、そんな考え方は思いつきませんでした。
要領よく生きる=手を抜く
と勘違いしてました。

大学4回生の時、就職活動をまともにせず、内定がなかなか決まりませんでした。

そこで就職せずにアルバイトで1年間お金を貯めて留学しようと考えました。
(今考えると逃げたかったのだと思います。)
 

 

両親にその話をすると案の定反対されました。

留学したとて、帰国後すぐに就職できないと思う。
新卒というブランドは今だけだから、まず就職して貯金してから留学しなさい。


「なんて理解のない両親なんだ」と恨みましたが、
私自身、「逃げたい」なんていう気持ちがどこかにあったので

今思えば自業自得だし、私も両親を説得するほど真剣ではなかったんです。


なんとか就職してから、慣れない社会人生活はストレスでいっぱい。

たまたま入社した会社で業務も多く、先輩もいない。

人に頼るのが苦手な私は常に一人で孤独に働いていました。

ずっと「だるいー」を口グセにしていた私は、ほんとうに「だるい」人生を送っていました。
でも嫌われるのが怖いから、仕事は一生懸命やりました。
だるいことを一生懸命やっていると

心のバランスがちょっとおかしくなっていました。

20代でも数回転職をしましたが、そのたびにふとよぎる「留学」というワード。

しかし貯金を全然していなかった私は常にカツカツ。

転職の良いタイミングでもお金が無いので
留学はおろか海外旅行もいけませんでした。

 

また、留学にあこがれてはいるけど「留学してから何をしたい?」という考えは何もなくただかっこいいとだけ思っていました。

目的が無い自分に留学する資格は無いと思っていました。

 

しかも、社会人になって周りに留学していた人も極端に減ったので、

留学自体が夢物語のように思えました。
それでも時々、留学経験者の人に会うと、なんだか負けたような気がして心がざわざわしました。

そして、「いつか結婚前の仕事を辞めるタイミングで半年くらいいけたらいいなー。やっぱりあこがれる」なんて軽く思うようになりました。