脱走ペンギン2 | 1丁目住人のブログ

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脱走ペンギンを見てきた。
まだ識別番号が取れたままで、彼だけない。お腹の部分は汚れが目立ち、羽もところどころ禿げている。

まだ群れには入れていない様子で、遠目からでもしっかりと識別ができた。

筋肉隆々のもっと大型のペンギンを予想していたが、実際は一歳児と言うこともあり、まだあどけない雰囲気がある。

彼だけ、完全に自我が芽生えてしまっているのだ。ほかのペンギンは飼いならされ、自分が何者なのか、どこにいるかなど思いつくこともなく、無邪気に戯れている。水槽に手を近づけると寄ってきてじゃれる。

脱走ルートも確認したが、どう登ったのか、1.2メートルはあろうかと思われる岩山を登ってそこから陸地へジャンプし、二つの塀をくぐり抜け、百数十メートルと思われる陸路を歩き、東京湾に逃げ込んだ。

明らかに、「逃げ出す」という意図を感じた。

問題の彼の今後であるが、水族園の群れにまた戻り、スポイルされてしまうかと思うと、心がキュッと、痛くなった。個人的には、また脱走を企て、逃げ切って本当の自由を勝ち取って欲しい。

葛西臨海水族館は、この脱走ペンギンに遅ればせながら、ネーミング案を募集しているらしい。脱走ペンギングッズもそのうち出てくるだろうと思われる。